フィンランド人であるトーベ・ヤンソンは、彫刻家である父親と、画家の母親との間に長女として生まれました。そんな環境からか、子どもの頃から自然に絵筆を握り画家を目指しています。 ムーミン展では、ムーミン作品に焦点が当たった展示でしたが、トーベ・ヤンソン展では「画家・トーベ・ヤンソン」の作品が多数展示されていました。 その油絵たちが、なんというか、北欧女の力強さっていうのか…いや、わたくし北欧には行ったこともなければ北欧人の知り合いもいないので勝手なイメージで言ってますが、暗い空、暗い色使いはその風土から生まれたどうしようもない特色なんだろうけれど、暗い色なのに伝わってくる印象が明るいのだ。 マイナーコードなのに、明るく力強い印象を受ける音楽のような。 光の描き方かなー?それとどこか作品に混ざってる「おかしみ」的なニュアンスと、ちょっとの毒気もあるんですよね。これはトーベが戦時中風刺画なども描い
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