内戦状態が続くシリアで取材をしていたジャーナリストの山本美香さん(45)が、銃撃を受けて亡くなりました。 長年、世界の紛争地の最前線で仲間のジャーナリストとともに取材をしてきた山本さん。 山本さんが伝えたかった思いは、残された最後の映像を通して多くの人々に強く訴えかけています。 現地で取材をしたカイロ支局の西河篤俊記者、そして山本さんの出身地である山梨県甲府放送局の弦本康孝記者と北清杏奈キャスターが解説します。 市街地の銃撃戦に巻き込まれて 山本美香さんが巻き込まれた銃撃戦は、一見平穏そうな市街地で突然始まりました。 山本さんは長年取材活動をともにしてきた佐藤和孝さんと一緒に、反政府勢力・自由シリア軍のメンバーに同行してシリアでも最も激しい戦闘が続くアレッポを取材していました。 山本さんは銃声が鳴り響く街の様子を撮影する一方、戦火の街で暮らす市民の姿も取材していました。 人々が行