歴史の要所々々で生まれて来た色々な法則。現代では、企業活動のマーケティング戦略にも活用されているものが少なくありません。その中からWeb運用やWeb戦略に活用できるものを選び、解説いたします。 イタリアの経済学者パレートが発見した所得分布の経験則。全体の2割程度の高額所得者が社会全体の所得の約8割を占める,という法則。現在ではほかのさまざまな現象にも適用できると考えられています。 アメリカのローランド・ホールが提唱した消費行動の仮説です。人が物を購入する際にはAttention(注意)→Interest(興味、関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)という段階を追って進展して行くものであるとする説です。
ランチェスターの法則 ランチェスターの法則とは、英国人ランチェスターが第一次大戦における飛行機の損害状況を調べて得た法則です。一言で言ってしまえば、「武器の性能が同じであれば、必ず兵力数の多い方が勝つ」ということになります。商品、サービスの差別化がむずかしくなり、すべてが相対価値として比較される現代では、企業活動にも多くが当てはまり、勝つための論理として活用されています。一騎打ちの法則とも呼ばれる第1法則と集中効果の法則と呼ばれる第2法則があり、前者からは弱者の戦略、後者からは強者の戦略が導き出せます。それぞれ公式もあるのですが、ここでは簡単にポイントだけ押さえておきましょう。 戦争中に生み出された法則をもとに、勝者/敗者などといった捉え方をすると、なんだか物騒な話のようにも感じられます。しかしながら、ビジネスも勝者と敗者の決まる戦いの一種であることは事実ですので、このような法則が当てはま
社会保険庁の年金支給漏れ事件は、次々とミスが見つかり、さらには、報道によると職員の着服までもが疑われており、収まるところがないようだ。私が不思議に思うのは、40年間も途中経過を報告せず、40年たってやっとどうなっていたかが分かる制度を、これまで放っておいたことだ。確かに、35歳、58歳時にも報告されるようになったが、過去には一切の経過報告がなかった。 民主党の年金通帳、自民党の年金カードという提案がなされたのは良いことだが、遅すぎた。人々がなぜ銀行預金という制度を信じるかと言えば、通帳とATMでいつでも預金の出入りをチェックできるからだ。また、通帳があるから、銀行もミスしてはいけないという緊張感を持つことになる。年金も同じようにすればいい。 誰にでもミスはあることだから、ミスは将来の受給者本人に見つけさせるのが一番だと誰も今まで考えなかったのは不思議だ。社会保険庁が、これだけの保険料をいた
finalvent氏から、拙著への書評をいただいた。彼は私と同世代なので、マルクスを軸にして私の議論を理解したのだと思うが、これは当たっている。実は私も、ドゥルーズではないが、死ぬまでにマルクスについての本を書こうと思っている(出してやろうという版元があればよろしく)。サイバースペースに見えてきた世界が、彼のいう「自由の国」に似ているからだ。 マルクスは自由の国を、労働が生活手段ではなく目的となるような世界とし、そこでは生産力は増大して無限の富が実現すると考えた(『ゴータ綱領批判』)。これは彼のユートピア的な側面を示すものとしてよく嘲笑されるが、サイバースペースでは、人々がOSSを開発するのもブログを書くのも生活手段ではないだろう。労働が目的になれば、マルクスも予言したように貨幣(賃金)は必要なくなる。またデジタル情報に稀少性はないから、「協同的な富が過剰に湧き出る」ので、財産権には意味
先日、大手バイアウトファンドのBlackstoneのIPOが、投資家からの強い需要を集めて大成功に終わったという話を書きましたが、同社の株価(正確にはユニット価格)は翌週火曜日の26日には$30.75というIPO価格を下回る水準まで下落し、金曜日の終値は$29.27となっているようです。 株価下落の原因について議論することは避けて、あくまで欧米でのニュースフローだけ見てみると、今年の始め頃と比べて、ここ最近LBOに対してネガティブな話が増えていることは間違い気がします。 例えば7月2日号のBusinessWeekは、「KKR: A Deal Too Far?」(1ディール踏み込みすぎ)と言う記事を載せ、同社が$29bn(約3.5兆円)で買収しようとしているクレジットカードプロセス会社のFirst Data Corpの案件が、デットの資金調達面で苦労するかもしれないという話を書いていました。
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知人が調剤薬局に薬をとりにいった。やや特殊で高価な薬である。順番がきたので窓口にいったら、担当の人が「申し訳ありません。この薬は今、在庫が無くて取り寄せになりますが、2~3日お待ちいただけますか?」という。知人が、手元に数日分あるから待てます、と答えると、「もし定期的に購入されるのでしたら、在庫しておきますので次回からはお待たせすることはありませんが、どうしますか」とたずねられたそうだ。 医薬品はふつう見込み生産されている。だから、メーカー在庫は必ずある。かりに薬局に在庫が無くても、2~3日で取り寄せられる。医薬品は人の命にかかわる場合もあるので、メーカーは『供給責任』の名のもとに、必ず在庫をもっておくものなのだ。ちなみに医薬品は国が価格を決める特殊な商品で、どこの調剤薬局にいっても値段はかわらないのが原則だ。だから、その薬局に格別不満がないかぎり、知人が定期的な利用をコミットすれば、購買
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