イーロン・マスクの立ち上げたニューラリンク社は、手足の動かなくなった患者に、脳からの信号だけで意のままに動くロボット義肢を提供することを、研究開発のプライマリー・ターゲットに定めている。 果たして、数年以内に、車椅子生活だった人が街なかを自在に歩き回る日は来るのか? アメリカや中国などのブレインテック(脳科学を応用したテクノロジー)先進国の今と未来、そして、遅れをとる日本の情勢についてみていきたい。 第一回記事はこちら『ヒトの意識をコンピュータへ移植することはできるか?』 第二回記事はこちら『生きたまま、ヒトの意識をコンピュータに移す方法とは?』 第三回記事はこちら『ヒトの意識をコンピュータに移したら、どんな世界が待ち受けているか』 サイバーパンクな未来は訪れるか? 脳に電極を入れ、ロボット義肢を装着した人々が街を歩き回るようなサイバーパンクな未来は、2020年代のうちに訪れるだろうか。
![イーロン・マスク率いるニューラリンク社が開発するロボット義肢とは(渡辺 正峰)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f7c170c582d74b1032ba5f5b6168a6b961c9dcb3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2Ff%2F1200m%2Fimg_4f81ef0027f99af494cae537837330cf63522.jpg)