ブックマーク / president.jp (69)

  • 中2で「初めてのセックスはどんな状況か」を考えさせる…日本と全然違うカナダの性教育 最初に「相手とのコミュニケーションの一環である」ことを学ぶ

    海外の学校ではどのような性教育が行われているのでしょうか。漫画家の田房永子さんは「ある女性がカナダの中学校の性教育で、『初めてのセックスはどんなシチュエーションかを考えてくる』という宿題を出されたという話に衝撃を受けた」といいます――。 「男性の性欲は女性のそれとは比べものにならない」のか 日の小中高では、第二次性徴として女性には「生理」があり男性には「射精」がある、と性教育でならうのが一般的だと思います。 生理は生殖にまつわることで、射精は生殖にまつわりながら性欲と切り離せない機能。それを男女の“対”として教わることで、暗に「女性には性欲がない、もしくは男性に比べてわざわざ教えるほどでもないくらい弱い」かのような印象が刷り込まれているように思います。 それにより男女がお互いの無理解は深まり、溝を複雑化させているんじゃないか。私はそう思ってきました。 男性のように射精とセットになっていな

    中2で「初めてのセックスはどんな状況か」を考えさせる…日本と全然違うカナダの性教育 最初に「相手とのコミュニケーションの一環である」ことを学ぶ
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/20
    「「日本では性欲=エロティックなものってことになっているけど、本当は性欲の中には『さみしい』であったりいろいろな感情や欲求が入ってるはず」と話してくれました。」」
  • 撃たれて死んだことは理由にならない…「安倍元首相の国葬」に国葬の専門家が「やるべきではない」というワケ 国葬はむしろ「民主主義の精神」と相反する制度

    「民主主義を断固として守り抜く」への違和感 岸田文雄首相は、2022年7月14日に開かれた記者会見にて、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の葬儀を今秋に「国葬儀」の形式で行うと発表した。 その理由として挙げられたのは、①憲政史上で最長期間首相を務めたこと、②さまざまな分野で重要な実績をあげたこと、③国内外から哀悼の意が寄せられていること、の3つである。そして、「安倍元首相を追悼するとともに、わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く」と国葬の意義を語った。 私は、この会見の内容を目にして恐ろしさを覚えた。 3つの理由は、どれも納得できるものではないが、事前の報道で話題になっていたこともあって驚きはしなかった。ただ、岸田首相の言葉にある「民主主義を断固として守り抜く」は意味がわからなかった。不当な暴力で亡くなったからといって、安倍元首相を国葬にすることがどうして民主主義を守ることになるのか。

    撃たれて死んだことは理由にならない…「安倍元首相の国葬」に国葬の専門家が「やるべきではない」というワケ 国葬はむしろ「民主主義の精神」と相反する制度
  • 「セックスの不満は我慢するしかない」女性用風俗の利用者が男性セラピストに伝える共通する悩み 女性は「性の不満」について、口を閉ざさざるを得ない

    男性セラピストが女性に性的サービスを行う「女性向け風俗」の利用者が増えている。その背景には何があるのか。ノンフィクション作家の菅野久美子さんが男性セラピストに聞いた――。 意外にも性感より「デート」の需要が高い 女性用風俗――。略して“女風”が勢いづいている。私はこの世界を数年にわたって取材しているが、最近は店舗数が増えますます活気を増しているという実感がある。女性用風俗の男性従事者は、セラピストと呼ばれる。 なぜ、彼らはこの世界に足を踏み入れたのか。そして、日々どんなことを考えているのか。セラピストの思いと、そこから見えてくる現代社会を生きる女性たちの生きざまを追った。 女性用風俗のセラピストで多くを占めるのは、あくまで業は別に持ち、業の空き時間に働く“兼業セラピ”だ。彼らは昼間、社会人として一般企業に勤めていたりする、いわば普通の男性たちである。兼業セラピストの業として多いと感じ

    「セックスの不満は我慢するしかない」女性用風俗の利用者が男性セラピストに伝える共通する悩み 女性は「性の不満」について、口を閉ざさざるを得ない
  • そもそも敬語になっていない…「させていただく」と言われるとイラッとする言語学的な理由 便利な表現だからこそ不快に思う

    「させていただく」は関西発祥? 「させていただく」は関西と関係が深いと言われています。それが関東に、そして全国に広がったとされています。一向宗の信者であった近江商人が行商しながら全国に広めたという説もあります。 司馬遼太郎の『街道をゆく24 近江散歩、奈良散歩』から関連箇所を引用します。 日語には、させて頂きます、というふしぎな語法がある。 この語法は上方から出た。ちかごろは東京弁にも入りこんで、標準語を混乱(?)させている。「それでは帰らせて頂きます」。(中略)「はい、おかげ様で、元気に暮させて頂いております」。 この語法は、浄土真宗(真宗・門徒・願寺)の教義上から出たもので、(中略)絶対他力を想定してしか成立しない。(中略)「地下鉄で虎ノ門までゆかせて頂きました」などと言う。相手の銭で乗ったわけではない。自分の足と銭で地下鉄に乗ったのに、「頂きました」などというのは、他力への信仰が

    そもそも敬語になっていない…「させていただく」と言われるとイラッとする言語学的な理由 便利な表現だからこそ不快に思う
  • すさまじいネット中傷を受け比叡山で頭を丸めた女性が、涙する加害者たちに3時間かけて話したこと 加害者の口から出た"歪んだ正義感"

    フリーのアナウンサーだった髙橋美清さんは、ストーカー被害に遭ったことをきっかけに、すさまじいネット中傷を受け、一時は命を絶つことを考えるほど苦しんだという。厳しい修行を経て天台宗の僧侶となった髙橋さんが、ネット中傷の加害者数人を特定し、対峙したのはなぜなのか――。 誹謗中傷の影響で、仕事も収入もゼロに ストーカーの被害を受けていた髙橋さんだが、加害者がストーカー規制法で逮捕され、ほどなくして不慮の事故で亡くなってから一転、ネット上で加害者扱いされるようになり、すさまじいネット中傷を受けるようになった。 「フリーのアナウンサーとして仕事をしていた職場からは、『表に出るのはあなたのためにならない』という言い方で断りの連絡がありました。こういう時、フリーの立場は弱いですよね。あっという間に仕事がなくなりました」 収入はゼロになった。仕事先の関係者はもちろん、友達の多くも離れていき、中傷に加担する

    すさまじいネット中傷を受け比叡山で頭を丸めた女性が、涙する加害者たちに3時間かけて話したこと 加害者の口から出た"歪んだ正義感"
  • 「だから日本企業は世界で勝てない」アップルが未熟な技術をさっさと商品化する理由 「クオリティありき」が足を引っ張る

    アップルは9月、「ダイナミック・ヘッド・トラッキング・サウンド」という機能を音楽配信アプリに追加した。リスナーの動作に合わせて音の出方を変える音響技術だが、その完成度は低い。なぜ未熟ともいえる状態で世に出したのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第7回は「日のハイテク企業がGAFAMに勝てない要因」――。(第7回) 仮想空間は「遊び」を超えてより実用的に 2021年10月にFacebook社が社名を「Meta(メタ)」に変更したように、この1、2年、急速に注目を集めているのが「Metaverseメタバース)」である。オンライン上に巨大な仮想空間を設営し、参加者はCGによる「アバター」としてメタバースにログインし、メタバース内のオフィスで仕事をしたり、ゲームをしたりといったさまざまな体験をすることができる。近年のVR技術の急速な発達

    「だから日本企業は世界で勝てない」アップルが未熟な技術をさっさと商品化する理由 「クオリティありき」が足を引っ張る
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2021/11/25
    ラボの連載、第7回目です。
  • 「記事そのものよりコメント欄のほうが重要」ウェブニュースでそんな本末転倒が起きる根本原因 他者との境界が曖昧になっている

    経済ニュースを発信する「NewsPicks(ニューズピックス)」は、誰でもニュースへのコメントを投稿できるのが特徴だ。ユーザーの中にはニュースよりもコメント欄を重宝する人もいる。なぜそんな現象が起きるのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第6回は「他者の考えの中に自分を見つける人たち」――。(第6回) 人々は当にネットに「共感」を求めている? これまで、ネット上で人々を動かす原動力は、他者の投稿への「いいね」や「シェア」に代表される「共感」であると説明されてきた。 私たちは「共感できる情報」を求めてスマホに向かうと言われるが、果たして当にそうだろうか。むしろ私たちは新しいニュースにどう反応すればよいか、という手がかりを求め、いつしか自分自身の意見を探すようになり、ついにはネットで見つけた意見を自分のものだったかのように思ってしまう

    「記事そのものよりコメント欄のほうが重要」ウェブニュースでそんな本末転倒が起きる根本原因 他者との境界が曖昧になっている
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2021/10/08
    ラボの連載記事です。
  • 「サイトの豪華さは消費者に伝わらない」高級ブランドの販売サイトが驚くほどチープな理由 「広告設計の常識」が崩壊している

    イタリアのファッションECサイト「YOOX(ユークス)」は、ハイブランドを中心に展開しており、中には100万円クラスの商品もある。だが、サイトはチープで、高級品を扱っているようには見えない。なぜこのような仕様なのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第5回は「高級ブランドがサイトの作り込みをあきらめた事情」――。(第5回) 100万円を超える商品もあるのに「不親切でチープ」 海外店を持ち、富裕層向けにグローバルに商品展開する通販サイトがある。例えばイタリアの「YOOX(ユークス)」は、高いものでは100万円クラスの高額商品がふつうにあり、商品数も数万点を扱う世界的なハイブランド通販サイトだ。グッチ(GUCCI)やプラダ(PRADA)、ロエベ(LOEWE)といった有名ブランドが揃そろい、商品数も多く、日からオーダーしても数日で商品が

    「サイトの豪華さは消費者に伝わらない」高級ブランドの販売サイトが驚くほどチープな理由 「広告設計の常識」が崩壊している
  • 「日本の携帯大手と正反対」ネトフリが幽霊会員をわざわざ退会させてしまうワケ 映画そのものに飽きられるよりいい

    動画配信サービス大手のネットフリックスは2年以上視聴していない会員に退会を促す取り組みを始めた。日の携帯大手などは、そうした解約忘れの「幽霊会員」を放置するのが普通だ。ネトフリはなぜこのようなことをするのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第4回は「幽霊会員は得か損か」――。(第4回) 解約を忘れる客はサービス提供側にとって好都合 最近は多くの人が音楽配信、映像配信などのサブスクリプションを利用するようになってきた。いくつもサブスクリプションを使っていると、自分がどんなサービスを契約したのか忘れてしまい、ほとんど利用しないまま課金だけが続いているといったことも起きてくる。あるいは、解約を忘れて二重にインターネット回線を契約したままだったり、ほとんど使わないのに高額な携帯電話の料金プランを契約し続けたりしていることもある。 こうして何

    「日本の携帯大手と正反対」ネトフリが幽霊会員をわざわざ退会させてしまうワケ 映画そのものに飽きられるよりいい
  • 「中世の日本にはたくさんの奴隷がいた」約20万円で人買い商人に売られた14歳少女のその後 人身売買は本来「国禁」だが…

    能「自然居士」で描かれた“身売り少女”の悲劇 世阿弥(1363?~1443?)の父、観阿弥(1333~1384)が作ったとされる能で、「自然居士じねんこじ」という作品がある。 主人公の自然居士は、鎌倉時代の京都に実在した半僧半俗の説経師。彼の説法は庶民にもわかりやすい解説とパフォーマンスで知られ、彼が登壇する説法会はいつもファンで超満員だった。いわば当時のカリスマ・タレントである。 ある日、京都東山の雲居うんご寺というお寺での出来事である。この日は、寺の修繕費集めのための7日間におよぶ、自然居士スーパー説法ライブの最終日だった。境内は自然居士目当ての信心深い男女で大賑わい。そんな聴衆のなかに、死んだ両親の供養を願って、美しい小袖をお布施として持参してきた14~15歳の少女がいた。 じつは彼女は、自分の身を人買い商人に売って、それで得た代金で小袖を買い、両親のための読経を依頼しにきたのだった

    「中世の日本にはたくさんの奴隷がいた」約20万円で人買い商人に売られた14歳少女のその後 人身売買は本来「国禁」だが…
  • 「Screenless Media Lab.」の記事一覧

    音声メディアの可能性を探求し、その成果を広く社会に還元することを目的として2019年3月に設立。情報の伝達を単に「知らせる」こととは捉えず、情報の受け手が「自ら考え、行動する」契機になることが重要であると考え、データに基づく情報環境の分析と発信を行っている。所長は政治社会学者の堀内進之介。なお、連載「アフター・プラットフォーム」は、リサーチフェローの塚越健司、テクニカルフェローの吉岡直樹の2人を中心に執筆している。

    「Screenless Media Lab.」の記事一覧
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2021/07/02
    #ss954
  • 「一番見るのはヒカキン」盲学校の生徒たちがYouTubeに夢中になるワケ 彼らはどうやって動画を「見る」のか

    若者に人気のYouTube。それは視覚障害のある若者の間でも同じだ。ある盲学校の生徒たちは「YouTubeでヒカキンの番組をよく見る」という。彼らはどうやって動画を楽しんでいるのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第3回は「スマホの登場がすべてを変えた」――。(第3回) 視覚に頼った番組や広告が増えている インターネットの発達とスマートフォンの普及により、人が日々さらされる情報量は近年、飛躍的に増加し、情報過多の弊害が指摘されるようになった。 2018年にNHK放送文化研究所が実施した「情報とメディア利用」世論調査でも、年代を問わず多くの人が「情報が多すぎる」「情報疲れが起きている」と回答している。 いつ頃からか、テレビには頻繁ひんぱんに字幕が入るようになった。字幕機能の設定にかかわらず、番組中のすべてのコメントが字幕表示される傾向が

    「一番見るのはヒカキン」盲学校の生徒たちがYouTubeに夢中になるワケ 彼らはどうやって動画を「見る」のか
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2021/06/30
    #ss954
  • 「店頭でワクワクしながらCDを選ぶ」という人が絶滅危惧種になった本当の理由 ユーザーに愛されるサービスは何か

    かつてCDショップには、「どのCDを買おうか」とラックを吟味するお客がたくさんいた。自分の好みの曲やアーティストを「選択する」という行為は、ユーザーの自由の象徴であり、選択そのものに高揚感を感じたものである。しかし今ではそうした光景はほとんど見られない。なぜ音楽ファンの行動は変わったのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第2回は「音楽サブスクが変えたユーザーの習性」――。(第2回) あまりに自由だと、自由から逃げたくなる? ドイツ出身の社会心理学者エーリッヒ・フロムは、第二次大戦中に発表した著書『自由からの逃走』において、「第一次大戦後、世界でもっとも自由で民主的と言われたワイマール共和政の下で、ドイツはなぜナチスの台頭を許したのか」という疑問について政治学・社会学的な分析を行った。 著書においてフロムは、「人はあまりにも自由な立場に

    「店頭でワクワクしながらCDを選ぶ」という人が絶滅危惧種になった本当の理由 ユーザーに愛されるサービスは何か
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2021/06/16
    ラボの連載第二弾です。
  • 「ツタヤとは正反対」なぜアマゾンプライムは"新作無料、旧作有料"なのか オンラインゲームも基本無料だが…

    アマゾンなどの動画配信サービスは「新作は無料、旧作は有料」というケースが多い。これはレンタルビデオ店の「新作は割高、旧作は割安」とは正反対だ。なぜこうなっているのか。「Screenless Media Lab.」による新連載「アフター・プラットフォーム」。第1回は「新作無料、旧作有料のビジネスモデル」――。(第1回) 価格体系がひっくり返っている 1980年代から90年代、ツタヤやゲオといったレンタルビデオ店に行くたびに、レンタル期間の設定が私たちを悩ませた。貸出期間で値段も変わるため、一泊や一週間、あるいは当日にレンタルして急いで作品をみたものだ。また新作は値段も高く、せいぜい一泊しか貸し出しができなかった。 一方、コロナ禍の影響もあって、音楽や動画作品をオンラインで視聴するサービスが普及し、これまで比較的マイナーであった会員制(サブスクリプション)モデルが広く普及した。 このサブスクリ

    「ツタヤとは正反対」なぜアマゾンプライムは"新作無料、旧作有料"なのか オンラインゲームも基本無料だが…
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2021/06/02
    こちら、Screenless Media Lab.の連載がはじまりました。好意的なツイートも多く、ありがとうございます。
  • 「なぜ日本は真珠湾攻撃を避けられなかったのか」そこにある不都合な真実 根本原因は「ハル・ノート」にある

    戦前の日が「間違っていた」とするのは思考停止である 1941年12月8日(日時間)、ハワイ、オアフ島の真珠湾に停泊するアメリカ太平洋艦隊に、350機の日海軍の攻撃機が奇襲を仕掛けた。真珠湾奇襲である。 多くの日人は、真珠湾奇襲に由来する太平洋戦争あるいはそれに至る戦前の日政治外交が道徳的に「間違っていた」と教えられる。しかし単に何かが悪かったと感情的に論じるのは思考停止に他ならない。そうではなく、我々はなぜ、いかにして当該事象が起きたのかを客観・中立的そして理性的に考察する必要がある。 そこで稿では「進化政治学(evolutionary political science)」に依拠して考察を行う。日で進化政治学をめぐる包括的なテキストは、拙著『進化政治学と国際政治理論 人間の心と戦争をめぐる新たな分析アプローチ』(芙蓉書房出版、2020年)が唯一だが、稿で用いるのはその中で

    「なぜ日本は真珠湾攻撃を避けられなかったのか」そこにある不都合な真実 根本原因は「ハル・ノート」にある
  • 「『男のくせに』は気にしない」36歳サラリーマンが化粧に凝るワケ 「妻にはどんどんやれと言われる」

    都内で広報職として働く会社員の鎌塚亮さん(36)は、YouTubeのメイク動画をきっかけに、化粧水や乳液などのスキンケアやアイシャドウに凝り始めた。鎌塚さんは、「メイクは自分のご機嫌を保つための手段のひとつ。にはどんどんやれと言われる」という。ライターの土居雅美氏が聞いた――。 男性向けコスメ市場が盛り上がりを見せている ここ数年、男性向けコスメの市場が活気づいている。2019年に、資生堂の男性向けブランドuno(ウーノ)が肌の色ムラやキメを整えるBBクリーム「フェイスカラークリエイター」を発売したところ、9カ月で出荷数が38万個を超える大ヒットとなった。大手百貨店の伊勢丹新宿店メンズ館ではメンズメイク専門コーナーが設けられ、専門コンシェルジュがオススメの商品を教えてくれる。 女性向けの国内ブランド「THREE(スリー)」も男性向けに「FIVEISM×THREE(ファイブイズム バイ ス

    「『男のくせに』は気にしない」36歳サラリーマンが化粧に凝るワケ 「妻にはどんどんやれと言われる」
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2020/11/08
    “都内で広報職として働く会社員の鎌塚亮さん(36)は、YouTubeのメイク動画をきっかけに、化粧水や乳液などのスキンケアやアイシャドウに凝り始めた”
  • セックスロボットとの「愛」は成立するか 性的な目的だけで買うわけじゃない

    「ロボットを人間としてみる」と起きる大問題 人工知能とロボット工学の進歩によって、かつてSFの世界であったものも、次第に現実味を帯びるようになってきた。その一つは、人間をサポートするロボットだ。人間と会話したり、サービスを補助したり、あるいは、医療や福祉の分野で心理的なケアを担ったりするロボットは、すでに幾つかのものが実現している。 それらは総じてソーシャル・ロボットと呼ばれる。1999年にソニーが発売した犬型ロボットAIBOや、2014年にソフトバンクがリリースしたPepperは、その代表例だ。現時点での性能は初歩的だが、いずれは完全に自律的な人間のようなロボットも登場するのではないかと期待されている。 しかし、ロボットが人間的な性質を持つための条件は、ロボットだけにあるのではない。「人間がロボットをどう感じるか」も重要なポイントなのだ。

    セックスロボットとの「愛」は成立するか 性的な目的だけで買うわけじゃない
  • 桜田大臣の失言に怒る「プロ市民」の倫理 問題はメディアの"切り取り"なのか

    桜田義孝五輪担当相「当にがっかりしている」 今回は著名人の「失言」について考えたい。 2月12日、競泳の池江璃花子選手が病気を公表した件について、桜田義孝五輪担当相が「当にがっかりしている」などと語ったことが問題になった。これに対し、桜田氏の発言は全体を読めば穏当で、メディアの悪意ある切り取りこそが問題だ、という声もあがった。 ここで問いたい。いったい「適切な言動」とは何だろうか。 この問いには、何らかの「正解」がある、と誰もが思う。だから非難もされれば、反省もし、謝罪も撤回もするのだ。しかし、何らかの言動が、その場面で「適切」であることを理路整然と証し立てるのは、思いのほか難しい。 「適切な言動」とは、具体的にはどんな意味か。誰かの気分を害さないことだろうか? あるいは、伝えるべきことを臆さずに言うことだろうか? さもなければ、自分の立ち位置や役割に対する周囲の期待に即すことだろうか

    桜田大臣の失言に怒る「プロ市民」の倫理 問題はメディアの"切り取り"なのか
  • YouTube好きの子を襲う残虐動画の恐怖 現状では完璧な対策は存在しない

    幼い子供のいる家庭では、子供にスマホやタブレットを渡して、自由にYouTubeをみせることもあるだろう。そこで子供向けの動画を見せていたつもりが、いつの間にかキャラクターを生き埋めにするシーン、殺人などの残虐なシーン、排泄に執拗にこだわるシーンなど、内容が過度に刺激的なものに変わっており、子供がショックを受けるケースが報告されている。 こうした動画は、最初はいたって健全なもののようにみえる工夫がされているため、YouTubeもその過激さを見抜くことが難しい。こうした動画たちは、まとめて「エルサゲート(Elsagate)」と呼ばれている。 エルサゲートは、日では2018年から聞かれるようになった言葉だが、英語圏では少なくとも2017年には話題にされてきたものだ。語源はディズニー映画『アナと雪の女王』の「エルサ」と、スキャンダルを意味する「ゲート」が合わさったものだと言われている。 「アンパ

    YouTube好きの子を襲う残虐動画の恐怖 現状では完璧な対策は存在しない
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2019/02/09
    エルサゲートについて書きました。根本的な解決策はないのが難しいところですが、よければお読みください。
  • 勤務時間外のメールは法律で禁じるべきか 意志だけではスマホ中毒は治らない

    スマートフォンは私たちを豊かにしているのだろうか。フランスでは2017年から「勤務時間外メール禁止法」が始まっている。政治社会学者の堀内進之介氏は「『スマホ中毒』のような状態は望ましくない。意志の力には限界があり、法律のような『環境』を整えることも検討すべきだろう」と指摘する――。 TWS(Time Well Spent)という言葉を聞いたことがあるだろうか? 直訳すると「有意義な時間」ということになるが、スマホを眺めることで時間を浪費せずに、限りある時間を大切に使おうという意味だ。この言葉は、グーグルの元従業員で、「Time Well Spent」という名の組織を立ち上げたTristan Harrisが広めたものだ。 TWSは、GoogleAppleをはじめとした多くの企業にとっても、無視できないものになってきた。スマホ使用の弊害が、いよいよ認識されるようになってきたからだ。 たとえば

    勤務時間外のメールは法律で禁じるべきか 意志だけではスマホ中毒は治らない