JR東日本は12月10日から、「発電床」の改良版を使った実証実験をJR東京駅で2カ月間にわたって行う。乗降客が歩くことで発電し、将来は自動改札機や電光表示器などへの利用を目指す。 【拡大画像を含む記事】 独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構とJR東日本コンサルタンツと共同で2006年から開発を進め、実験を続けてきた。人が歩くことで床に加わる振動エネルギーを、床に組み込んだ圧電素子によって電圧に変換し、発電する仕組みだ。 実証実験は同駅は八重洲北口の改札と改札内階段に設置(面積約25平方メートル)して行う。今回は圧電素子の形状や圧力を伝える機構を改良したほか、前回はゴムだった表面を石材のタイルに変更し、歩きやすさを向上させたという。 今年1〜3月に実施した実験では、改札を1人通過するごとの発電量は約1ワット秒。今回は10倍の約10ワット秒に引き上げ、試験終了時の発電量も開
日本気象協会は12月4日、天気予報や気象関連の指数情報をAPIとして利用できる「天気予報API」を来年1月7日から提供すると発表した。基本的に法人などに向けた有料サービスだが、教育機関や非営利団体、個人を対象に無償提供プログラムを準備している。 【拡大画像や他の画像を含む記事】 天気予報、週間天気予報を基本情報として提供するほか、オプション情報として紫外線情報(日別/時別)や花粉情報、アイスクリーム指数、風邪ひき指数など16種類の指数情報も利用できる。 APIは原則としてウィジェットやブログパーツなどのアプリケーションでの利用に限定。ウィジェットなどに天気予報や指数情報を表示させたり、キャラクターに雨の日には傘を持たせ、花粉の多い日にはマスクをさせる──といった演出にも活用できる。公開されている飲食店情報APIと組み合わせ、ビール指数の高い日にはビヤホールを紹介するといったツールなど
引退目前の0系新幹線を目当てに多くの人々が詰めかけるJR新大阪駅=23日午前7時50分、JR新大阪駅(撮影・恵守乾)(写真:産経新聞) 初代新幹線・0系が11月30日で営業運転を終了し、引退するのを控え、JR西日本がテロ警備を超えるほどの警戒態勢を取っている。日本の高度成長期を支えた「夢の超特急」の最後の雄姿をカメラに収めようと鉄道ファンが詰めかけることが予想されるためで、0系が通過する山陽新幹線の駅ホームには警備員を配置する措置を取っている。特に最終日の30日は、乗客が自由席に殺到することも想定し、社員を大量動員して警備にあたる方針で、担当者は「トラブルなく、無事に過ぎてくれれば…」と、戦々恐々としている。 【写真】吾輩は怒っている! “ネコ駅長”がブログで朝日新聞に反論 0系は、昭和39年の東海道新幹線開業と同時にデビュー。新型車両の登場や老朽化に伴い営業運転を終えるが、思い入れの
昭和39年にデビューし、日本の高度成長期を支えた初代新幹線「0系」の営業運転終了まで残り1カ月となった30日、最終日の指定席前売り切符が発売された。鉄道ファンらの予約が殺到、発売開始とほぼ同時に売り切れた。 【関連フォト】丸い鼻と丸い目…保管場所に移される初代新幹線「0系」先頭車両 JR西日本によると、最終日に運転される0系は、最終便の岡山発博多行き「こだま659号」など計5本。この日は午前10時から、4本計532席の指定席券が全国のみどりの窓口で一斉に売り出されたが、「発売開始とほぼ同時に売り切れた」(同社広報部)という。 最終日の自由席は約400席残っており、乗車するチャンスはあるという。また同社では、営業運転終了後の12月6、13、14日に0系の「さよなら運転」を新大阪−博多間で実施。さよなら運転の切符も、乗車日1カ月前に発売される。 【関連記事】 ・ “初代新幹線”0系引
宇都宮市のバス交通の利便性を検証する「バスシステム検討委員会」(委員長、永井護・宇都宮大教授)が9日開かれ、県内バス最大手の関東自動車は、改めてLRTに反対する意向を示した。 同社の斎藤俊夫事業部長は「他の交通システムとの組み合わせでは、バス路線は大幅な赤字に転落し、全面撤退に追い込まれる」と主張。市が導入を検討するLRTとの共存を否定し、大量輸送が可能な「連節バス」の導入など、バスの利便性向上策を提案した。【戸上文恵】 10月10日朝刊
東北の路線バスから車掌さんが姿を消す。岩手県交通(盛岡市)は30日付で車掌制度をなくし、10月1日から全便ワンマンバスに切り替える。「いろいろありがとう」「ご苦労さま」。切符にはさみを入れるたび、顔なじみの乗客から掛けられるねぎらいの言葉。車内での掛け合いはもう見られない。 同社の車掌は佐々木育子さん(58)と高橋政子さん(61)。2人は盛岡市南部を走る「盛南ループ200」の路線で、一日6便、土日・祝日を除き1日交代で乗務してきた。 路線沿いには市立病院があり、同社は乗客に細やかなサービスが必要とツーマン体制にしていた。だが、後継者難という社内事情から、やむなく車掌の廃止を決めた。 29日に一足早く勤務を終えた高橋さんは、なじみの乗客から花束を贈られ「お客さまには感謝の気持ちでいっぱい」と感無量の様子。30日には佐々木さんが最後の勤務に臨む。 2人はいずれも1960年代から車掌を務
開業3日目でダイヤが大きく乱れ、苦情が殺到した東京メトロ副都心線(和光市−渋谷)が14日で3カ月を迎えた。同社は駅設備の改良、乗務員や駅員に対する教育の徹底、連絡態勢の見直しを実施し、「今や全9路線の中で最も正確な路線」(広報部)に回復したとするが、果たして利用者の不安感は払拭できたのか。4月購入の定期買い替え期となる10月の動向に注目が集まっている。 【写真】副都心線ご利用の際は6億円の路線図をどうぞ ■混乱の幕開け…開業2週間で見直し 列車の停止位置がホームドアに合わない、車両の種別表示が変わらない−。遅延につながるトラブルが頻発する中、指令所のミスでポイントが切り替わらず、各停が東新宿駅を通過するオマケまで…。 開業後初めて平日のラッシュ時を迎えた6月16日、ダイヤは終日大きく乱れたままだった。とくに東京メトロ有楽町線のほか東武東上線、西武池袋線が連絡する小竹向原駅は混乱した
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