たばこの吸い殻から分離したフィルターを加工してできたペレット=20日午後、前橋市 日本たばこ産業の子会社「トゥルースピリットタバコカンパニー」は20日、前橋市と埼玉県川口市で本格的に稼働を始めた国内初のたばこの吸い殻リサイクル工場を公開した。吸い殻の再利用は技術や費用面から難しく、世界でも米国に次いで2例目という。 日本たばこ協会によると、紙巻きたばこは年間1800億本が販売されている。トゥルースピリットによると、1本当たり1グラム程度が吸い殻として残るが、ごみとして捨てられている。日本ではたばこを消すときに水を使うことから、吸い殻がぬれ、リサイクル技術の開発が難しかった。