スーパーコンピューターの省エネ性能を競う世界ランキングが18日に発表され、東京工業大の「ツバメ2.0」が2位、理化学研究所が神戸に建設している「京(けい)」が4位になった。1位は米IBMが開発中の「ブルージーンQ」、3位は米国立スーパーコンピューター応用研究所の試験機。すでに運用されているスパコンとしてはツバメが世界一だった。 ランキングは「グリーン500」で消費電力当たりの計算速度を競う。1ワット当たりの計算速度は、ブルージーンが毎秒16億8400万回、ツバメが9億5800万回。ツバメは、計算速度を競う世界ランキング「TOP500」では4位だった。京は現在、全体の0.5%しかできていないが、高性能が示された。 スパコンは、消費電力の問題で大型化が限界に近づいている。ブルージーンやツバメは従来の演算装置だけに頼らない新世代のスパコンだ。 グリーン500は、TOP500に入った500台