ブロックチェーンをベースに小さなコミュニティーや経済圏を運営するOSを開発する取り組みが進んでいる。中心にいるのは、17歳から5社のスタートアップ企業に参加してきたエンジニアの河﨑純真さん(26)だ。 21歳で発達障害と診断を受けた河﨑さんは、発達障害者にプログラミングを教えて就労を支援する事業に取り組んでいる。 「人を型にはめるような社会で、どうしたら生きやすく、働きやすい場所がつくれるか」 自分自身への問いへの答えを探すうちに、中央に管理者がいないブロックチェーンでOSをつくり、小さなコミュニティーをつくる構想にたどり着いた。 発達障害者のプログラミング学校 渋谷駅近くの雑居ビル6階。ドアを開けると、畳敷きの部屋が広がっていた。 発達障害と診断された人たちがプログラミングやデザインを学ぶ学校GIFTED ACADEMYだ。クラウドファンディングで500万円余りを調達し、2016年7月に