バッファローは2012年6月15日、IEEE 802.11ac技術を搭載した無線LAN製品「WZR-D1100H」(写真1)を発表した。理論上の最大通信速度は600Mビット/秒(5GHz帯利用時のスループット)。対応する無線LAN規格は11a/b/g/nで、2.4GHz帯と5GHz帯を同時に利用できる。 IEEE 802.11acは仕様上の最大通信速度が約7Gビット/秒の無線LAN規格で、現在は標準化作業の段階にある。周波数帯は5GHz帯のみを利用する。高速化に当たっては、(1)複数のアンテナで同時にデータを送るMIMO(Multiple Input Multiple Output)を最大8ストリームに拡張、(2)周波数帯域幅を80MHz幅、160MHz幅に拡張、(3)変調方式で一度に8ビットの情報を伝送できる256QAMを採用――といった仕様を盛り込む予定だ。 今回バッファローが発表した