投資ファンドなどから相次いで買収の提案を受けていたホテル事業を展開するユニゾホールディングスは、従業員が主体となって会社を買収することになったと発表しました。第三者からの買収提案に対抗した形で、従業員が自社を買収するのは国内の上場企業では異例です。 会社の従業員が主体となって自社を買収するのはEBOと呼ばれ、国内の上場会社では異例です。 ユニゾをめぐっては去年、大手旅行会社のエイチ・アイ・エスや、ソフトバンクグループ傘下のファンドが買収に名乗りをあげTOBを実施したほか、アメリカの投資ファンドもTOBの意向を示し、買収合戦に発展していました。 ユニゾとしては、第三者からの買収提案に対抗する形で、従業員による自社の買収という異例の手段に打って出ましたが、今回、成立したことで混乱に区切りがつくことになりそうです。 ユニゾは、「今回の従業員による買収には、企業価値の維持、向上と従業員保護の観点か