「和食」に対抗?ドイツは「ビール」を無形文化遺産登録へ 日本が「和食」ならドイツは「ビール」を――。ドイツ醸造業者連盟は3日までに、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の登録に向け「ビール文化」の審査をドイツ当局に求めたことを明らかにした。一方、「和食」の遺産登録はアゼルバイジャンで開催中のユネスコ会合で審査中で、4日にも決定が確実視されている。 ドイツでは1516年にビールの品質維持のため、大麦、ホップ、水、麦芽のみを原材料とするとした「純粋令」が定められた。醸造業者連盟は制定から500年になる2016年の登録を目指しており、審査に通れば、ドイツ政府がユネスコに申請する。 共同電によると、醸造業者連盟は「純粋令は現在も適用される食に関する規則の中で世界最古のものだ」とし、これに基づき造られるビールは無形文化遺産に値すると強調。ドイツ各州政府の文化担当相でつくる機関に11月末