ニセ科学批判者やその系列のブロガーたちは、カルトだから悪いという発想をよくとっている。カルトというレッテルを貼ることで相手を貶めるわけであるが、カルトとは何を指すのか明確にしておいた方が良さそうである。(カルト/カルトでない)という区別がどのような基準によって構成されているのか確認しておきたい。 カルトは、もともと崇拝・礼拝というラテン語から発生したものであるが、現代的な意味においては、カルト宗教だとかカルト団体だとかいう具合に使用されている。その意味するところは、下記のごとくだと思われる。 主にある一定の思想や信条を共有する組織を指す。(多くは宗教団体) 既存の社会的価値から逸脱しており、反社会的である。 教祖を絶対的に崇拝する。 教義を絶対的真理とし、他を排除する。 批判するものに対して極度に攻撃的である。 強引に勧誘する。 目的のために手段を選ばない。 離脱の際に暴力や恐怖心がともな
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