思い返せばロクなことはしてこなかった人生であった。 人様の役にたったことなど一度もなかった人生であった。 しかし、そんなわたくしでも、生あるうちに一度は社会のお役に立てた、という思い出があってもいいのではないか。 この記事を世に問おうではないか。 これを読んで、目からウロコでトクをする人がいることを信じて。 とてものことにこちらのブログ主さんのような、皆があきれ果てるような超人的なレポートではない。 しかしながら、本記事は構想及び準備期間約三年(正確には二年と九ヶ月)を要し、まさに命を削って(って、その間生きてただけの話なんだけど)人体実験を行った渾身のレポートなのである。 1.発端 西暦2007年6月、わたくしと家族(ハニーとガキ、当時八歳)は、中国系ツアー会社のパックツアーでロスアンジェルスから北海道へと旅立ったのである。 パックの内容は、北海道・東北八泊九日、ロスアンジェルス⇔成田の