「質問に対して質問で答えるのは失礼だ」と主張する人がいます。確かに、状況によっては、「人の話を聞いていないように感じる」「けんかを売っているように感じる」事があるかもしれません。 しかし、この常識、一度疑ってみませんか。実は、「質問返し」(質問に質問で返すこと)を積極的に活用する方が、むしろ適切な状況もあるのです。 1.相手の出している情報が不足している場合 「パソコンが動かないんです、助けて」だけの質問では、あまりにも情報が不足していて、答えようがありません。 「機種は何?どう動かないの?どういう操作をした時なの?」と質問で返すのが普通ではないでしょうか。 2.結論だけ知れば満足、ではなく、相手自身に深く考えてもらいたい時 たとえば「どうしてオタクは秋葉原にリュックサックなんかしょって来るの?」と聞かれた時、「買う荷物が多いからだよ」と答えるのは、確かに正解です。 しかし、ここでひとひね