火星に微生物がいるかどうかはまだ分かっていない。しかし、可能性は十分にあるらしい。国際的な研究チームが、シベリアの永久凍土層からバクテリアのサンプルを採取。火星と同様の条件下においてバクテリアが生きられるかをテストした。この結果、酸素が無く気圧が低く、かつ 0 ℃という悪条件であってもいくつかの細菌は分裂し成長が行われたという。この実験では有機体が火星で生き残る可能性があることを意味するとしている (Ars Technica、本家 /. 記事、doi: 10.1073/pnas.1209793110 より) 。 ただし火星でバクテリアが発見されたとしても地球から火星に探査機などを送ったときに探査機に付着したバクテリアが火星で増殖した可能性がある。こうならないように注意する必要があると記事は指摘している。