2010年09月16日 低炭水化物食と低脂肪食、長期の減量効果に差なし。 米国の成人肥満男女307人を低炭水化物食群(154人)と低脂肪食群(153人)にランダムにグループ分けしたところ、体重減少は1年後が両群とも約11kg(11%)、2年後が両群とも約7kg(7%)で差はなく、HDLコレステロールは低炭水化物食群が低脂肪食群より2年後に約23%上昇した。論文はAnnals of Internal Medicine 2010年8月3日号に掲載された。 対象者の平均年齢は45.5歳、平均体重は約103kgだった。糖尿病、高血圧、高脂血症を合併している場合は対象から除外した。 低炭水化物食群では、最初の3ヶ月の炭水化物摂取を一日20gに制限し、その後一週間ごとに一日5gずつ増やしていった。脂肪・蛋白質・総カロリーの摂取量は制限しなかった。一方、低脂肪群は、総カロリーの摂取を制限し(一日男性