JR東日本の渋谷駅に設置されたデジタルサイネージ端末「ぐるなびボード」。タッチパネル式ディスプレイで飲食店の検索ができる。 電車の中や駅構内、コンビニ、スーパー、デパートなど、街中でデジタルサイネージを見かけるようになった。広告の新しい媒体としての利用方法が一般的と思いきや、使われ方は多様だ。飲食店の案内として湯気の立っている料理を動画で紹介したり、銀行が自行商品の金利情報を表示してアピールしたりしている。ブランドショップなどでは、イメージ動画を流して、自社ブランドのイメージアップに役立てるケースも多い。 デジタルサイネージシステムの開発・販売を手がける企業も増えた。各社ともシステムをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)型で提供するなど、デジタルサイネージを容易に利用できるよう、工夫を施している。 今回はこうしたデジタルサイネージの利用者側、およびシステム提供者側の動きをまと