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これは言っておかねばなるまい。ひがさんのCTCと夜の決闘より。 生産性を向上させるということを主目的としてフレームワークが作られたのは、基本的(もちろん例外はあるけど)にRails以降のフレームワークです。 Railsは、Struts、Spring、Hibernateへのアンチテーゼとして登場しています。裏を返せば、Struts、Spring、Hibernateを組み合わせても生産性は出ないということです。 生産性という言葉をどう取るかによりますが、確かにSpringはコードを短く書くためのフレームワークではありません。 そもそも生産性を上げるためには、アプリケーションの部位毎に個別最適化していき、それらを統合するというのが正しい戦略です。これは規模にかかわりませんし、Seasarを使おうが、Springを使おうが同じ事です。 Seasarは最適化をうまく行っているフレームワークです。ただ
改めてソフトウェアのオープン化について考えています。ソフトウェアの特性を考えると、共有を実現するためにソフトウェアほどすばらしいモノはありません。しかも、この活動を会社としてやることに大きな意味があると思うのです。 ソフトウェアの「所有の同時性」と「同質性」 ソフトウェアの特性を整理すると「所有の同時性」と「同質性」というものになると思っています。 サービスは「無形性(所有できない)」と「同時性(生産と消費が同時)」という特性があります。これと比較するとソフトウェアは媒体(メディア、サーバ)を通じて所有できるので無形とは言えません。ですから所有できます。しかも、同時に所有することができます。これが「所有の同時性」です。 しかもソフトウェアはどんなに所有が同時に発生しても品質の劣化は一切発生しません。工業製品のコピーや製造工程はブレを管理しなくてはなりませんが、ソフトウェアのコピーはまさに
吉川さんに「サーチ」の話をお願いしに行ったのに、なぜかこのコンテンツができてしまった「ネオ・ナレッジマネジメント論-ネットワーク上のプラットフォームを活用した新しいコラボレーション形態を探る 」。ニコニコ動画にうpされております(撮影はニワンゴの溝口さんです。関係者各位の許可を取られております。念のため)。 前半のナレッジマネージメントの概説、そしてクロージングでの説明が面白いです。これまでのナレッジマネージメントは「コンテンツ」や「人」に注目していたのに対し、ニコ動や初音ミクは「人を動かすもの」に注目している、という指摘はナイス。これをNeta(ネタ) Centric Knowledge Managementと呼ぶと。これを、ものすごく真面目に研究している吉川さんも、かなりナイス。資料はこちらにあります。 僕は初音ミク作者のクリプトン・フューチャー・メディア佐々木さんの話がすごい面白かっ
デブサミ2日目です。東京大学 知能機械情報学の國吉康夫先生にお願いした「ロボットで分かった、人の構造が動きを導く」が凄すぎました。お願いしてよかったと、心から思います。 過去の僕の気づきは以下を参照してください。 デブサミ2008(08/2/13-14)のお勧め 1/2 ロボットから考える、身体性としての構造が持つ意味 今日、改めてお話を伺って気づいたのが「身体の情報構造」という言葉であり、ソフトウェアを「身体の情報構造を素直に駆動するもの」と捉えていたことです。 先生は「身体は思っているより賢い」と言われています。ジャンプのようなダイナミックな動きでも、身体が持つ骨と筋肉という構造が自然に動きを作りだす部分がある。これが「身体が持つ情報構造」という部分です。この身体が持つ情報構造を駆動し、創発的に振る舞いを生むのがソフトウェアの仕事です。 だから、振る舞いそのものを直接記述してはいけ
デブサミ1日目に参加してきました。いろいろ楽しかったですが、自分のセッションについて。 アーキテクチャクロニカルは、あっという間の90分で個人的にはすごい楽しめました。メンバーはIBMの榊原彰、ユニシスの牧野さん、そして3日前にアサインしたウルの河村さんと僕。ただ、僕自身も驚くほど「技術」的な話になりませんでした。結論めいた所だけメモ。 現在のシステム開発というのは「開発者に依存したシステム開発の限界」に到達していると。これは登場する「様々なユーザーに対応しきれない」からです。昔はシステムを使うののは会社にいる10%ぐらいでしかなかったけど、今では全員(まさに子供から老人まで)が使うようになっています。こうした多様性に対して、これまでは標準化と汎用化という形で対応してきました。しかし、標準化は不満足を招き、汎用化はめんどうさを招いてしまった。 だからこそ、これからは「良い意味でのあきらめ」
さて、電話とWebの融合ってなんやねんということなわけですが、くだらなくて秀逸な事例を。 セクシーなCMで有名なAXE。そのキャンペーン、AXE WAKE-UP SERVICE Inc.は美女がモーニングコールをしてくる、というモノ。 さて、実際に予約をするためにはイタ電防止のために自分の電話であることを確認をする必要があります。そのため電話をかけるのですが、その時に自分のかけた電話に画面の中の美女が出てくれて、話しかけてくれるという演出になります。これが、なかなか萌えます。もちろん技術的に。あまりに技術的に面白くてニヤニヤしてしまう可能性があるので、人前ではやらないことを強く推奨します。 これをアーキテクチャとして書いたのが以下の図です。電話とWebの機能がきちんと連携しています。 ここではプッシュボタンの入力を予約番号の確認にしか使っていませんが、たとえば美女と会話できる仕組みにするこ
arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ 今年もデブサミ2008まで1か月を切りました。ようやく、僕担当のコンテンツがそろったのでお勧めします!もうね、来年は無理っていうぐらい、今年のコンテンツは最高です。渾身です。 【14-C-1】ロボットで分かった、人の構造が動きを導く 2/14 10:00~10:50 僕のエントリ「ロボットから考える、身体性としての構造が持つ意味」で紹介した東京大学 知能機械情報学の國吉康夫先生にお願いして、ロボットやシミュレーションを通じて人間を解き明かしている研究をご紹介いたします。 先生が考えられているロボットの基本は「見かけの動きを作ってはいけない」というもの。では、どうするか。それは「見かけの動きを創発する構造を獲得させる」ということです。 先生が言われる構造というのは非
LL魂2007にVM魂のパネラーとして参加してきました!発表資料はこちらから。 VM魂 MSの荒井さん、SUNの戸松さんはやっぱり面白い。リアルに言語に近いところにあるから話も伝わりますね。「性能で言えばVMにやれせることも大事だけど、そのバランスも大事」みたいなところでは、.NETの場合にはIronPythonのためにフレームワークに手を入れる一方で、Javaでは難しいだろうとか。でも、Pnutsは「(世界最速という)Luaには負けない」ためにJavaVMの特性を活かしながら色々しているとか。 あとはRubyは仕様と実装が分離しない以上JRubyがJDKにバンドルされることはないだろうとか、.NetでもIronRubyが出るけど、そのためにMS社内ではほげほげしているとか、すごい話です。 僕はどちらかというとユーザー側の視点としてJavaとLLを並存させる可能性とか、言語を使い分ける/
良い悪いは置いておくとしてRubyOnRailsはStrutsになるのだなと感じています(エンタープライズ開発でデファクト・スタンダードになって一定のポジションを獲得する)。先日のRubyKaigiでの話し、あるいは最近のエンタープライジーな企業のプレスリリースを見ていると着実にその道を歩んでいるようにみえます。特にSUNがJRubyへのコミットメントを強めている中でJava環境でもRailsが使えるという期待感が強まっており、この傾向に拍車をかけているようです(既にJRubyの上で動きます)。 背景としては金融・内部統制景気が続く一方で、中大規模のSIerでも小粒案件(1-4千万円)をちゃんと利益出してやっていこうよ、みたいな流れがある気がします。これまではプロダクトなどでカバーしていましたがOSSの発展や顧客ニーズの多様化によってSI案件化せざるをえなくなってきた。でも社内の標準フレー
arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ 2007年6月19日に実施されたJavaWorldDAY2007にて、JavaとLLで実現する「アジャイル・アーキテクチャ」という講演をさせてもらいました(使用したパワーポイントのPDFファイル)。 もともとがITアーキテクト次号の特集用に書いたものなのでコードよりも概論が多くなっています。しかも、マシンがうまくディスプレイを認識してくれなくてもデモもできずにすみませんでした。以下、概要です。 アジェイル・アーキテクチャとは何か どんなことにでも対応できる万能アーキテクチャは存在しません。僕なりには「ビジネス環境で起こりうる変化に迅速に対応できるように適切に選択されたアーキテクチャ」ととらえています。ポイントは以下の2つになります。 - 起こりうる変化を管理する
Inter Communication (インターコミュニケーション) 2007年 04月号 の特集は、「デザイン/アート 芸術と科学のインターフェイス」というもの。いくつか面白い記事があったのですが、抽象化がもたらすリアルみたいなことで思うことがありました。 まず、巻頭の茂木さんと山中さんの対談はそうだよねぇーの連続。山中さんはSuica自動改札機やCyclopsをデザインしたことで有名な方。 ところでヒューマノイド・ロボットを作るうえで、人間に似せていくほど不気味になってくるという「不気味の谷(Wikipedia)」という現象があります。山中さんは、これを「サイエンティストの傲慢」と切った上で次のように述べています。 彫刻を作るとき、睫毛を植えたり、髪の毛を生やしたりは普通しないですよね。なぜならば、そんなことをしないほうが美しく、よりリアルであることをアーティストたちは気がついてい
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