10日午後1時23分頃、宮城県大和町小野のゴルフ場「ミヤヒル36ゴルフクラブ」で男性客がボールを打ったところ、火花が散って芝生に火がついた。 芝生や枯れ草約900平方メートルを焼き、ゴルフ場職員や消防署員が約25分後に消し止めた。けが人はなかった。 県警大和署の発表などによると、県内の50歳代の男性客が17番ホール(513ヤード)で、ラフに入ったボールを5番アイアンで打ったところ、突然火が出たという。 男性は、一緒にプレーしていた友人2人とともに帽子などで消し止めようとしたが火勢が収まらず、119番通報した。同署は、クラブがボールにあたった際に火花が散り、乾燥した芝生が燃え上がったとみている。 宮城県内は、6日から5日連続で全域に乾燥注意報が発令されており、「火災が起きやすい状況だった」(仙台管区気象台)という。 ゴルフ場関係者は「スイングで火災が起きるなんて初めて聞いた。驚いた」と話して