Sorry, Japanese Only! (『月刊アスキー2002年4月号』今月のコラム) 後藤文彦 ■■■■ Sorry, Japanese Only! ■■■■■ なにす? 誰さ謝ってんの? 何バ謝って んの? なして謝んねげねえの? 自分が生 まれなか゜らに使ってる言葉で意見 語って、 その内容のごどでねくて、使ってる言葉が多 数派の言葉ど違うっつうごどで馬鹿にさいだ り、非難さいだり、謝ったりしねげねんでハ、 こいづは歴然どした差別問題でがすとや(母 語を使う権利の行使は取り敢えずここまで)。 「日本語だけですいません」――多くの日本 語ウェブサイトの冒頭には、そういう断りが 「英語で」書かれている。試しに検索エンジ ン(Google)で「Sorry Japanese Only」を検 索してみると65900件も引っ掛かる。一方「英 語だけですいません」という断りを「日本語 で」