「まずは『下げ止まり』を目指す。そのために、サービス開発の優先順位を全て見直す」――動画サービス「niconico」の有料会員の減少について、ドワンゴの夏野剛社長はそう話す。有料会員向けの特典を充実させるなどの対策を講じる考えだ。 niconicoの有料会員(ニコニコプレミアム会員)は、2016年9月時点の約256万人をピークに減少が続いており、昨年12月時点では約188万人に。今年2月にドワンゴの社長に就任した夏野氏は、会員数の減少に歯止めをかけるため、入会数の増加につながる開発を優先するという。ただ「いまから開発したとしても最短で6カ月はかかるだろう」(夏野社長)ともコメントした。