日本維新の会の猪瀬直樹参院議員が22日、SNSで「僕も消費税減税なんて無意味だと思ってます。公約を全部見ているわけではないので、気づいたら滑り込んでいた。やめさせます」などと投稿し、党公約を公然と否定しました。投稿は翌日、削除されましたが、自ら掲げた公約に対する維新の無責任ぶりがあらわです。 維新は今回の衆院選政策で「4大改革」の一つに「減税・成長戦略・規制改革」を掲げ、消費税の減税を断行すると明記しています。猪瀬氏自身が初当選した2022年参院選の同党重点政策にも「大胆な減税と景気刺激策」として消費税の減税が掲げられており、自分自身が有権者に示した公約も否定するものです。 馬場伸幸代表は19日、千葉県柏市での街頭演説で「物価高に賃上げが追いつくまではせめて消費税を減税する」とし、2%の減税を訴えていました。 猪瀬氏は別の投稿で、「維新が何をしたいのか、わからない人が多い」などと述べました