Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 関西大学米澤研究室の研究チームが開発した「対面英会話を模す没入型RPGゲームにおける韻律情報を用いた会話積極性評価の導入」は、失敗を恐れず堂々と英語を話す積極性を向上させるためのゲーミフィケーションを使った語学学習法だ。 ユーザーはRPGゲーム内で歩きながら、与えられたミッションをクリアするために、登場キャラクターに英語で話しかけて情報収集を行う。文法や発音の正確さではなく、会話への積極性を主に評価している。そのため、会話が伝わった成功体験が積み重なることで、英会話における積極性と、それによるコミュニケーションの満足感がともに強化されるという。 「不完全な英語でも通用する」というような実社
![ゲームキャラに「Excuse me」 英会話で進行するRPGゲーム、関西大学が開発 文法ではなく積極性を評価](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7d3ba614a124b55c694a77167b66d2cb9e08d3de/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2202%2F10%2Fcover_news065.jpg)