「誰かロシアを止めてくれ」と思っている人も多いでしょう。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、注目されている国が中東のトルコです。 双方を仲介して停戦にこぎつけようと、独自の外交を展開。 しかし、そもそも、なぜトルコが仲介役に? 現地での取材をもとに、詳しく解説します。 (イスタンブール支局長 佐野圭崇) 初めて行われた外相会談 その評価は? 3月10日、ウクライナとロシア、両国の外相が相まみえました。 2人が会って話すのは、侵攻が始まってから初めてのこと。 たとえわずかでも、停戦につながる糸口を見いだせないか、世界が期待して見守りました。 しかし、会談は1時間ほどで終わり、目に見える進展はありませんでした。 記者会見も別々の部屋で行い、溝が埋まらなかったことを象徴しているようでした。 ただ、少なくとも、戦っている国どうしの代表が1つのテーブルにつき、どちらも交渉の継続に前向きな姿