プロメテウスの罠~観測中止令 # 2 2011年11月8日(火曜日)朝日新聞掲載
プロメテウスの罠~観測中止令 # 2 2011年11月8日(火曜日)朝日新聞掲載
<政治・経済部門> 井上 正也(いのうえ まさや)(香川大学法学部准教授) 『日中国交正常化の政治史』(名古屋大学出版会) 伝統あるサントリー学芸賞を賜りましたこと深く御礼申し上げます。錚々たる歴代受賞者の末席に名を連ねさせて頂くことを誇りに思います。大学院進学以来、明けても暮れても国内外の外交文書を追い求め、関係者へのインタビューを重ね、戦後日本の中国外交とは何であったかを問い続けて参りました。その意味で本書は、史料の海でもがき続けた私の二十代の集大成であります。 本書のあとがきにも記したように、日中関係をめぐる議論は、独特の熱気を帯びることが少なくありません。過去も現在も変わらず、日中両国を取り巻く問題はあまりに巨大です。われわれが日中関係の過去を振り返る時、その巨大な磁場に引き寄せられ、中国を好む者も嫌う者も、いつしか熱を込めて感情的に語るようになるのです。それは永井陽之助氏
<政治・経済部門> 井上 正也(いのうえ まさや)(香川大学法学部准教授) 『日中国交正常化の政治史』(名古屋大学出版会) 戦後日本外交の研究は、かつてはアメリカの資料を中心として行われることが多かった。利用できる資料はもっぱらアメリカの資料だったので、やむをえなかった。そうした研究から浮かびあがるのは、受動的な日本外交という像であることが多かった。 しかし戦後日本の外交文書の公開が進むとともに、日本がアメリカに翻弄されていただけではなく、相当に主体的な動きをしていたことが明らかになってきた。2001年の情報公開法によって、外交文書の公開はさらに飛躍的に進んだ。本書は、この情報公開法をフルに利用し、多くの関係者とのインタビューを行い、戦後外交史の最大の問題の一つである日中国交正常化に取り組んだ大作である。 日中国交正常化については、まず、民間の日中友好論者の役割を強調する「友好史観
てんしな?日々 クラシック音楽、テレビ番組、読書、キリスト教、教育、政治、芸術、北海道グルメ情報、など、自由に論じます。 時折聖書に基づく自作曲の紹介もします。 コメントは、記事公開後1カ月程度の間だけ受け付け、取捨選択後掲載します。 にほんブログ村 5月15日放送のNHK教育・ ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図 福島原発事故から2か月」では、 福島県の放射能汚染地図を作る科学者達の奮闘を報道していました。 NHKの原発報道番組としてはもっともすばらしいものでもあり、 同時に、「なんで今まで報道しなかったんだ!!!」という憤りさえおぼえる、 大金星と大黒星をどちらもあげたい番組でした。 福島の放射能汚染について、疑いなく、第一級の映像資料といえます。 大金星は、もちろん放射能汚染地図を作ることに奮闘していた、 元放射線医学研究所の研究官・木村真三博士らの科学者のネットワークです
2011年11月3日(木)詩人のアーサー・ビナード氏が文化放送「吉田照美 ソコダイジナトコ」に出演し、ギリシャ経済やTPP、再臨界について言及しています。 また「ニューシア 原子力施設情報公開ライブラリー」というサイトに関しても言及しています。 ※注:キセノン検出にて「再臨界疑惑」が報道された時点での放送です。 http://youtu.be/hW65CvJbPdw ※初稿です。誤字脱字は随時修正していきます。 =====(文字おこし、ここから) 吉田「木曜日のコメンテーターは詩人のアーサー・ビナードさんです。この時間もよろしくお願いいたしまーす」 アーサー・ビナード「よろしくおねがいしまーす」 吉田「えーソコトコのね、パーカーずうっと聞いていただいて。」 唐橋「はい」 吉田「でも似合うんだこれがなあ。」 アーサー「もうなんか……」 吉田「違うパーカーかと思っちゃった」 唐橋「ほんとー。別
2011年7月、会津若松市内の日本キリスト教団若松栄町教会の駐車場の脇から私自身が表土(厚 み約 1 cm、約 200 g)を採取した。会津若松は福島第一原発の西方100 kmにある。ロシア製 SOSNA ツインチェンバー・ガイガーカウンターを用いて計測した地上 10 cm でのバックグラウンド放射線 量(自然放射線を含む)は 0.5~0.7 μSv/h であった。 分析用に持ち帰った採取表土の一部分はストロンチウム90の分析用に送り、残りは低解像度な らびに高解像度のガンマスペクトロメーターで長時間測定した。 その結果、以下に示すとおり多数の核種が存在した。図 1 は、ウラン娘核種トリウム234とトリウム231 に関連する低エネルギー領域での集中を示す高解像度スペクトラムである。表 1 は、検出された放射性核種とその線量を示す。 結論 セシウム 137 特有の線量は 8,000Bq/kg
南相馬 妊婦に線量計貸し出し 11月9日 18時53分 福島県南相馬市で、妊娠中の女性に安心して出産し、子育てをしてもらおうと、腕時計型の線量計を無料で貸し出す取り組みが、9日から始まりました。 この取り組みは、東京のIT関連企業が、福島県南相馬市の妊娠中の女性を対象に行うことにしたもので、15万円ほどの電子線量計、合わせて100個を、1年間無料で貸し出します。9日は、南相馬市の原町保健センターで線量計の受け渡しと操作方法の説明会が開かれ、市内に住む女性や県外に避難している人など、20人余りが参加しました。貸し出されるのは腕時計型の小型の線量計で、1時間当たりの放射線量と積算の線量が簡単なボタン操作で表示されるのが特徴です。あらかじめ設定した線量を超えた場合、アラームで知らせる機能もついていて、参加者たちは実際に腕にはめて、操作を確認していました。線量計を受け取った妊娠4か月の女性は、「こ
被爆に関連した小頭症および知的障害の発生増加は、1950年代後半に既に明らかにされていた。線量が0.005 Gy未満と推定された胎内被爆者においては、1,068人中9人(0.8%)に重度の知的障害が見いだされたのに対し、線量が0.005 Gy以上と推定された胎内被爆者においては、476人中21人(4.4%)が重度の知的障害と診断された。この重度知的障害が発生する確率は、被曝線量および被爆時の胎齢(特に発達の著しい段階)と強い関係がある。知的障害の過剰発生は、受胎後8-15週で被爆した人に特に顕著であり、受胎後16-25週で被爆した人ではそれよりも少なかった。一方、受胎後0-7週、または26-40週で被爆した人では全く見られなかった(図1)。また、重度の知的障害に至らない場合でも、受胎後8-25週で被爆した人に、線量の増加に伴う学業成績とIQ指数の低下が認められ(図2)、発作性疾患の発生増加
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 ● 「安全」か「低減必須」か―矛盾する情報 福島第一原子力発電所の事故による食品の放射能汚染は、人体にどれほどの影響を与えるものなのか? 模範解答は、「暫定規制値以下であれば安全。規制値を上回る高濃度汚染の食品には出荷規制がかけられているので出回らない」。新聞にはそう書いてある。でも、そう簡単に答えられない人も多いはず。なぜならば、前回書いたとおり、一方で「食品中の放射性物質は、本来、可能な限り低減されるべきもの」とも言われるからだ。注意深い人は必ずここで引っ掛かっている。「じゃあ、規制値を下回っていても、やっぱり危ないってこ
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)を徹底的に研究した上で、おすすめ比較ランキングにまとめてみました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX業者で口座
戦争協力への期待、基礎研究を貫きたい思い 日記から読み解く湯川博士の苦悩とは 日本人初のノーベル賞を受賞した理論物理学者、湯川秀樹(1907~81年)は太平洋戦争中、教授をしていた京都帝国大(現京都大)で原爆研究に携わったことが知られて… (2020年08月13日 13:00) 願い事言えた? ペルセウス座流星群ピーク 3大流星群の一つで夏の夜空を飾る「ペルセウス座流星群」がピークを迎え、12日夜から13日にかけて多くの流星が観測された=写真。 静岡県西伊豆町の黄金崎では、ピ… (2020年08月13日 12:41) コロナ禍の政治活動、苦肉の夏 祭り中止、顔出せず/地元入りに葛藤 新型コロナウイルス感染症がまん延して初めての夏。お盆休みの帰省自粛は求めず、観光需要喚起策「Go Toトラベル」を促進する国に対し、旅行、帰省も自粛を呼びかけ… (2020年08月13日 12:41) 特集ワイ
東京大学の宗教学の島薗進さんが、絶版となっている中川保雄「放射線被曝の歴史」1991の内容を、緊急的にTwitterで紹介してくださいました。http://twitter.com/#!/Shimazono これは、原発村「医学者」の骨の髄までしみ込んだ、放射能・放射線100mSv受容論。福島県民の健康管理調査を担っている学者たちもそうです。その根源を理解するための、喫緊の資料だと、島薗さんが判断したからです。 Twitterでの紹介部分以外を含む全体のレビューは、島薗さんのブログをお読みください。http://shimazono.spinavi.net/ なお、島薗進さんはwikipediaで検索すれば分かる通り、日本の近代医学史にのこる名医家の三代目でありながら、医学部から宗教学に転じた人です。7月8日東京大学で開かれたシンポジウムでは、あの東大病院放射科の中川恵一氏と丁々発止渡り合って
中川保雄著、増補『放射線被曝の歴史』被曝を強制する側によりつくられた放射線被曝防護基準。その欺瞞を白日のもとに晒す http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/316.html 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 11 月 09 日 21:59:16: V/iHBd5bUIubc 中川保雄著『放射線被曝の歴史』(1991年)が、増補新装板で、明石書店から再販されました。 新聞広告を紹介しますと、 増補『放射線被曝の歴史【アメリカ原爆開発から福島原発事故まで】2011年 明石書店 被曝を強制する側によりつくられた放射線被曝防護基準。その欺瞞を白日のもとに晒す。「今こそ役に立つ意義深い好著の復刊」 (島薗進/東大教授推薦) 私が大学の教養部時代、中川先生はおられたはずだが、印象に、記憶になかった。 中川保雄?確か教養部時代の科学技術史の先生やった
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
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