ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (9)

  • 200年ぶりに大西洋でコククジラを目撃、「とんでもないこと」

    コククジラ(写真はメキシコ、バハカリフォルニア州の海を泳ぐメスとその子ども)は1700年代後半以降、捕鯨によって大西洋からはほぼ一掃されてしまった。(PHOTOGRAPH BY HIROYA MINAKUCHI/MINDEN PICTURE) 3月1日、調査のために米国マサチューセッツ州の沿岸を飛行しているとき、研究者たちは、予想すらしていなかったものを発見した。1頭のコククジラが、この種としては200年以上も目撃されていない場所で潜水し、浮上したのだ。 米ニューイングランド水族館の科学者たちは最初、眼下にいるのはセミクジラだと考えた。セミクジラはこの地域で絶滅の危機にあるため、定期的に監視されている。 しかし、しばらく時間をおいた後、もっとよく見ようと元の場所に戻って撮影すると、灰色の体には斑点があり、頭部は細長い三角形だとわかった。どちらもコククジラの特徴だ。 3月1日に目撃されたコク

    200年ぶりに大西洋でコククジラを目撃、「とんでもないこと」
    UHGH
    UHGH 2024/03/15
  • 長く燃えさかる巨大な穴、「地獄の門」を閉じてはならない | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

    トルクメニスタンの砂漠で何十年も燃え続ける巨大なメタンガス噴出孔ダルバザ・クレーターの近くにテーブルセットを置いたツアーガイド。(PHOTOGRAPH BY CAROLYN DRAKE, MAGNUM PHOTOS) ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)であるジョージ・コロウニス氏は、10年前に史上初めて燃えさかる「地獄の門」に入った。トルクメニスタン中北部のカラクム砂漠にぽっかりあいた直径70メートル、深さ30メートルの巨大な穴だ。正式には近くの村にちなんで「ダルバザ・クレーター」と名付けられているが、通称の方がしっくりくる。この穴からはメタンガスが噴き出していて、何十年も前に燃えはじめた火が今日までずっと燃え続けているのだ。 コロウニス氏は2年がかりで計画を練り、クレーターの上に張り渡されたロープにぶら下がってクレーターの内側に入った。そして、わずか17分の間に、ガ

    長く燃えさかる巨大な穴、「地獄の門」を閉じてはならない | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
  • 現代人も共感できる、悪徳商人に宛てた世界最古の苦情申立書

    4000年近く前にくさび形文字で刻まれた手のひらサイズの粘土板。質の悪い銅を売られたことへの抗議の言葉が記されている。「世界最古の苦情書」とされるこの手紙は、現在のイラク南部にあった信頼できない金属商人エアナーシルの自宅で発見された。(PHOTOGRAPH COURTESY THE TRUSTEES OF THE BRITISH MUSEUM) 3770年ほど前、不満を抱えたバビロニアの貿易商ナンニが、悪徳商人とされる同胞のエアナーシル(Ea-nasir)に、失敗した取引についての苦悩をぶちまけた。 これはすべて古代都市ウル(現在のイラク)で起きたことだが、怪しげな取引、質の悪い商品、顧客サービスの深刻な欠如を訴える苦情は現代の消費者から共感を集めている。実際、この手紙は世界最古の苦情申立書としてギネス世界記録に認定されており、4000年近く前のナンニの苦情は今もミーム(インターネットで拡

    現代人も共感できる、悪徳商人に宛てた世界最古の苦情申立書
  • 老化細胞がたまりにくい仕組みを発見、長寿のハダカデバネズミ

    アフリカ東部に生息するハダカデバネズミの体内では、加齢に伴い蓄積する老化細胞が細胞死を起こしてたまりにくくなっていることを、熊大学大学院生命科学研究部の三浦恭子教授(長寿動物医科学)らのグループが発見した。寿命が3年ほどのハツカネズミ(マウス)より10倍ほど長寿とされるハダカデバネズミの細胞・個体の仕組みを解明。ヒトでのより安全な老化細胞除去・抗老化技術の開発につながる成果が期待できるという。 マウスやヒトなどの細胞では、一般的に遺伝情報であるDNAが傷つくなどすると、その細胞は分裂して増殖するのをやめて老化細胞となる。老化細胞は「死ねない細胞」などと呼ばれており、免疫細胞によって除去されないでいると加齢に伴い蓄積していく。生体の恒常性維持に役立つものの、蓄積が進むにつれ、炎症性タンパク質の生産など体に害になる作用を引き起こすようにもなる。 ハダカデバネズミは、アフリカのサバンナの地下に

    老化細胞がたまりにくい仕組みを発見、長寿のハダカデバネズミ
  • 10億年前の激しい火山活動を体感する旅へ、米国スペリオル湖

    米国ウィスコンシン州ベイフィールド半島のアポスル諸島国立湖岸で、海洞の中を進むカヤック。ここはかつて火山活動が非常に活発だった地域だ。(Photograph by David Guttenfelder) 米国ミシガン州ポーキュパイン山地にあるサミットピーク展望台。今は深い森に囲まれているが、10億年前にここから見えた光景は、火を噴く火山や大地の亀裂から立ちのぼる水蒸気、そして辺り一面を覆い尽くす溶岩流だったことだろう。 こうした荒々しい光景を作り上げたのは、地球の歴史の中でも最大規模の火山活動だ。「およそ11億年前、私たちが現在『北米大陸』と呼ぶ陸塊が分裂を始めたのです」と、米ウィスコンシン大学の「ウィスコンシン地質自然史調査」に参加する地質学者、エスター・スチュワート氏は説明する。 この時に形成されたのが中央大陸リフト(地溝帯)だ。現在のスペリオル湖の位置から西はカンザス州、そして東は

    10億年前の激しい火山活動を体感する旅へ、米国スペリオル湖
    UHGH
    UHGH 2023/03/17
  • 人はなぜ老いるのか、若さを保つにはどうすればいいのか

    沖縄に住む104歳の女性の手。そもそも人間はなぜ老いるのか。研究者たちはその原因を解明するために日々取り組んでいる。(PHOTOGRAPH BY GIANLUCA COLLA, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 老化は、睡眠と並んでヒトの生物学の根的な謎の一つとされている。体はなぜ衰え、細胞はなぜ分裂を止め、内臓はなぜ病気にかかりやすくなったり、機能が低下するのだろうか。明確な答えはまだ出ていないが、大きく分けて2つの学説がある。 1つ目は、体の組織に長年かけて蓄積された傷みや摩耗のせいで老化が進むという説。細胞に老廃物がたまり、バックアップシステムが壊れ、修復のメカニズムが徐々に崩壊し、古い自動車のようにガタが来るだけのことだという。 2つ目の説は、遺伝子が老化を促しているというものだ。生物にはそれぞれ種によってタイムテーブルの異なる分子時計があるという。その証拠に、

    人はなぜ老いるのか、若さを保つにはどうすればいいのか
    UHGH
    UHGH 2023/03/17
    まずはドラゴンボールを集めます
  • ノアの箱舟はなぜ見つからないのか、考古学的な理由

    ノアの箱舟を描いた絵。旧約聖書にあるこの物語は、何世代もの画家たちを魅了してきた。それにとどまらず、伝説の舟の遺物を見つけようとする「科学的な試み」も100年以上にわたって行われている。(PAINTING BY SIMON DE MYLE VIA FINE ART IMAGES/HERITAGE IMAGES/GETTY) 旧約聖書の中でも、特に魅力的でよく知られているのが「ノアの箱舟」の物語だ。神は、自ら創造した人間に怒りを覚え、すべてを一掃すべく大洪水を起こした。しかし、族長ノアとその家族は、地上のあらゆる動物のつがいとともに巨大な木造の舟に乗り込み、その大洪水を生き延びた。 聖書には歴史的事実が正確に記述されていると考える人々にとって、同じく魅力的なのが、箱舟の考古学的な証拠探しだ。信仰心のあつい人々の中には、箱舟の到達地とされるトルコ東部のアララト山などをくまなく探す人もいる。 そ

    ノアの箱舟はなぜ見つからないのか、考古学的な理由
    UHGH
    UHGH 2023/03/17
  • ネアンデルタール人とは、どんなヒトだった? なぜ絶滅したのか

    DNAの証拠を用いて作られたネアンデルタール人の女性の復元像。私たちの古代の祖先であるネアンデルタール人は、現生人類と似ているが、目の上が張り出しており、目と歯が大きい。科学者たちは、当初考えられていたよりも彼らは知的だったと考えている。(PHOTOGRAPH BY JOE MCNALLY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 1856年、ドイツのネアンデル渓谷で、石灰岩を採掘していた作業員たちが骨の化石を発見した。当初、クマの遺骨だと思われたそれは、実は歴史を変える大発見だった。少なくとも40万年前~4万年前に生き、その後絶滅してしまった古人類の祖先だったのだ。 同じような化石は以前から発見されており、研究者たちは、19世紀初頭に発見されて以来、誤認されてきたほかの初期の化石も、人類の親類であることにすぐ気付いた。この発見は、新たな進化論を追求しようとする科学者たちに勇気

    ネアンデルタール人とは、どんなヒトだった? なぜ絶滅したのか
    UHGH
    UHGH 2023/03/17
  • マダガスカル島のバオバブに迫る危機、気候が変わって行き場を失うか

    マダガスカル島の南西部を訪れると、「グランドマザー」と呼ばれる古木に出合える。最も古い幹は1600年前のものと考えられており、3の幹が融合したその姿は、まるで巨大な壺のようだ。 グランドマザーはバオバブの木だ。バオバブが世界中の人々から愛される理由は、樹齢の長さだけでなく、その特徴的な樹冠にある。バオバブの木のてっぺんからは、まるで感電した髪の毛のように、あるいは場所を間違えて生えた根っこのように、モジャモジャとした枝が伸びている。神々が逆さまに植えた木との伝説があるのはそのためだ。(参考記事:「世界の老樹、圧倒的な存在感 写真10点」) 「バオバブの幹に近づくと、何か力強いものを感じます」と語るのは、この記事の写真を撮影したウィリアム・ダニエルズ氏。「それは良きものを感じさせるエネルギーなのです」 倒れたバオバブの大木を調べる研究者のウィルフレッド・ラマハファリー氏。この巨木が倒れた理

    マダガスカル島のバオバブに迫る危機、気候が変わって行き場を失うか
    UHGH
    UHGH 2023/02/22
  • 1