草刈正雄さん(撮影/篠田英美) 『人生に必要な知恵はすべてホンから学んだ』より <何もない自分を支えてくれたのは、ホン(台本)から受けるただ一つのこと──> 【草刈正雄さんの幼少期の写真はこちら】 芸能生活50周年の草刈正雄さんが、『人生に必要な知恵はすべてホンから学んだ』(朝日新書)を上梓。長い俳優人生で経験した、絶頂期と不遇の時代を余すところなく語った草刈さんが明かしてくれた、芸能界で生き続けるために必要なたった一つの大切なこととは? 本書より一部を抜粋・再構成してお届けする。 * * * 自分に残されていた、諦めるかどうかの選択 役者業は、いわば「人間を表現する仕事」です。 「人間を表現する」ためには、その人の過去や現在を想像し、体で感じるしかない。想像するのも自分、感じるのも自分。ですから、実体験がこれほど役立つ仕事もめったにないかもしれません。泣く演技のときに、自分の悲しい記
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