http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-267.html一つ目の引用は「霞が関・官僚=悪」とか「公共事業=ムダ=悪」に対して「地方分権=善」とか「民間・NPO=善」という構図でしか論じられない現状を見事に描写していますし、二つ目の引用は「民意」なるものの日本的解釈のおかしさ*2、三つ目の引用は左派陣営による闇雲な社会保障要求(リンク先の最後の部分)、四つ目の引用は脱藩官僚のもてはやされ方、最後は改革バカが繁殖する理由と、それぞれについての説明として全く説得力を失っていないと思います。ちなみに私は読んでいないが、「空気の研究」が山本七平氏により著された当時は今とは逆で、世相的には(とくにインテリ層においては)左派的な傾向*1がまだ残っていた頃だったように思う。そのような世相の下で論じられた現象が、今もその本質部分を維持しながら装いを変えて現れてい