陸上自衛隊の自衛官が、南与座分屯地(沖縄県八重瀬町)周辺の民間地から訓練の様子を撮影していた琉球新報の写真記者を制止し、撮影データの削除を求めた問題で、新聞労連(石川昌義中央執行委員長)は22日、抗議声明を発表した。
陸上自衛隊の自衛官が、南与座分屯地(沖縄県八重瀬町)周辺の民間地から訓練の様子を撮影していた琉球新報の写真記者を制止し、撮影データの削除を求めた問題で、新聞労連(石川昌義中央執行委員長)は22日、抗議声明を発表した。
沖縄県知事選を前に、「那覇市役所前で上海から来た中国共産党員が『もうすぐ人民解放軍が来る。その時分からせてやる』と主張する動画」が交流サイト(SNS)で出回っている。しかし、動画を確認すると「根拠不明」だった。 動画は市役所前でヘイトスピーチ街宣を繰り返していた「シーサー平和運動センター」がユーチューブに上げている。2016年12月、団体メンバーが旅行者らしき男性を怒鳴り上げる様子が映る。 音声を確認すると、団体メンバーが「そのうち中国人民解放軍が来る」などと主張している。男性の方は「上海から来た」と言ったほかは、人民解放軍、共産党員などの単語を出していない。 しかし、映像では男性の姿に「今に人民解放軍が来る」という字幕がかぶせられ、あたかも男性がそう言ったかのように演出されている。 ツイッターでは「沖縄はそこにある危機に気づけ」など、知事選に関連付けて動画を引用するツイートが複数あり、8
玉城デニー知事が25日にも、名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て変更承認申請の不承認に踏み切る。沖縄防衛局の申請から1年7カ月余り。不承認にせよ、県が判断することは手続きが進むということでもあり、政府内からは「いよいよ最終決戦だ」との声も上がる。一方、突然の判断に県政与党からも驚きと憤りが広がった。(政経部・大城大輔、山城響、東京報道部・嘉良謙太朗) 「あす、大きな山が動きそうだ」。24日夕、県が翌25日に不承認を発表しそうだとの情報が防衛省内を駆け巡った。 不承認は、県にとって「最後のカード」(防衛省幹部)。一方で、今回は、行政不服審査法により国土交通相が不承認を取り消しても「承認」の効力が発生するわけではなく、防衛省幹部は「法廷闘争で最高裁判決が出るまでは大浦湾側には着工できない」と見て長期戦をにらむ。 サンゴの移植に関する審査が長期化した時のように不承認を不当として...
沖縄県内の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)の発生件数を、県が4割以上も少なく発表していた。県は「いずれ発表するつもりだった」と言い訳するが、半年にわたり事実と違う件数を発信し続けていた。感染症対策に詳しい専門家は、不正確な情報発信は誤った対策につながる恐れがある、と指摘する。(社会部・下地由実子) 発端は玉城デニー知事の6日の記者会見だった。「非公表を含めて4月から85件のクラスターが発生している」。飲食店などへの時短営業要請の対象地域を拡大するかとの問いに対する答えに、非公表のクラスターが存在することがさりげなく紛れ込んでいた。 この時点で県が発表していたクラスターは48件。総数85件のうち非公表分は37件で4割以上を占める。県幹部は「公表の準備をしていた。知事がポロッと話してしまった」と知事のフライングに...
琉大助産科目に「ホメオパシー」 医学部 来年度から削除 社会 2010年9月18日 09時37分(3時間10分前に更新) 琉球大学医学部は、助産師を希望する学生の必修科目「助産診断・技術学Ⅱ」の授業に取り入れていた民間療法「ホメオパシー」を、来年度から削除すると決めた。同部は「講義の一部だった。報道などで知る限り、学問ではない印象を受けるので中止・見直しを行う」としている。 同科目は全15コマあり、教授や准教授ら5人が教壇に立った。「ホメオパシー」を担当したのは、その中の非常勤講師で、2004年から講義にかかわるようになった。講師は栄養学を基本に、ホメオパシーのほか操体法やピラティスなどを指導。34人が受講。同学部は「授業で使用していたテキストの一部にホメオパシーの項目があり、講義も10分程度だったと聞いている。ホメオパシーに特化した授業ではなかったが、直ちに中止する」と回答した。
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