女の手間や労力はいくら使っても無料だし無尽蔵だと思われている社会で、生理中にまでメンテナンスに手間がかかるものを推奨されてもこっちの生活が持続不可能になるよ。 サステイナブル(sustainable)という単語が一般にも浸透してきている。「持続可能な」と訳されたりするが、「環境を破壊せずに持続的にできる」という意味で、環境に負担を与えない取り組みや製品などとともに出てくる単語だ。それ自体はとても重要なことで、もっと早くから取り組まれるべきことであったと思うが、最近、この単語を生理(月経)に関する話題で目にする機会が急激に増えた気がしてならない。100円ショップでなんでも買える社会、ファストファッションのブランドがいくつもある社会、使い捨ての商材や過剰包装もまだまだいくらでもある社会において、ピンポイントで生理用品が「サステイナブル」であることを推奨されるのは何故なのか。 私は10年ほど前に
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