多くの子どもたちに親しまれている絵本『ぐりとぐら』シリーズなどで知られる、画家で絵本作家の山脇百合子さんが先月29日、亡くなりました。80歳でした。 山脇さんは東京都出身で、高校3年生の時に同人誌に掲載された、姉で児童文学者の中川李枝子さんの童話「いやいやえん」に挿絵をつけたことがきっかけで絵本作家になりました。 その後も中川さんと共作で「ぐりとぐら」シリーズや「そらいろのたね」など多くの絵本や童話を生み出しました。 このうち野ねずみの双子や森の動物たちが登場する「ぐりとぐら」シリーズは、温かみのある線と表情豊かな絵柄で、1963年に発表されて以来、大人気となり、シリーズ関連書籍は累計で2000万部を超え、今も多くの子どもたちに親しまれています。 このほかにも、みずから文章と絵を手がけた絵本や挿絵など多くの作品を発表しました。 出版社によりますと山脇さんは先月29日に、病気のため東京都内の