東京電力福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから燃料を取り出す作業が、今月18日に始まります。40年にも及ぶとされる廃炉の工程の最初の大きな節目と位置づけられていますが、作業が着実に進められるかが課題となっています。 燃料をどうやって取り出すか 燃料取り出しの手順 燃料は専用の機器で1秒に1cmという速度で水面から露出しないよう慎重に専用の容器(キャスク)に収められます。キャスクには最大22本の燃料が入ります。 キャスクは大型クレーンで水中から取り出されたあと、トレーラーで約100m離れた「共用プール」に保管されます。 一連の作業が終わるのに8〜10日かかるということです。1500体余りの燃料すべてが取り出されるのは来年末になる予定です。 燃料取り出しに向けた準備 おととし11月から1年余りかけて屋上部分のがれきの撤去が行われました。ことし8月からは燃料プールの中に落ちたがれ