打ち上げられる「快舟十一号」(Credit: CCTV/CASIC/SciNews)中国・甘粛省の酒泉衛星発射センターから現地時間2020年7月10日12時17分に打ち上げられた「快舟十一号」ロケット1号機は、機体トラブルのため打ち上げに失敗しました。新華社通信が伝えています。 搭載されていた衛星は「吉林一号高分02E(Bilibili Video Satellite)」と「微厘空間一号系統S2(CentiSpace-1 S2)」の2機でしたが、ともに失われました。現在、関係機関によって打ち上げ失敗の原因究明が行われています。 快舟十一号は中国航天科工集団が開発した新型の固体燃料ロケットで、最大直径2.2m、離陸重量78t。高度700kmの太陽同期軌道に1tの打ち上げ能力を持ち、全段固体のロケットとしては中国で最大のものとなります。 打ち上げ回数が多いこともあり、今年の中国におけるロケット