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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (12)

  • 『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』を読んで - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■待ちに待った 待ちに待った哲学者・作家・評論家、東浩紀氏の『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』が発売されたので、早速入手して拝読した。 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル 作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/22メディア: 単行購入: 14人 クリック: 581回この商品を含むブログ (164件) を見る ■理解は難しい 今回の著作で扱われている内容は、私の記憶では、2009年10月25日に放送された、朝まで生テレビ「激論!若者に未来はあるか?!」で東氏がルソーの一般意志と現代・近未来におけるその可視化と利用の可能性に言及して以降特に注目されるようになったように思う。インターネットメディアや個人のブログでも、徐々に取り上げられるようになった。もっとも、当時もおそらく今も、ほとんどの人は東氏の真意を理解しているとは言えないのではないか。実

    『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』を読んで - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2011/12/05
    インターネットが無意識を可視化した。その無意識を如何に扱うか?そこに可能性があるという話?
  • 『絶望の国』を『希望の国』に変えるためには - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■繰り返される若者論 若者論というのは、私が知る限りでも史上何度も繰り返されてきたテーマだと思う。そして、誰がそれを語ってきたかと言えば、ほとんどが大人の側だろう。自分たちの旧来の価値観や生活習慣等と比較して、あきらかに違って見える若者を理解しようとする動機は、マーケット分析、教育、さらには社会全体の変化に兆しを把握しようとするアカデミックな目的までさまざまだ。 ■大人と若者の線引き だが、いずれにせよ、若者を一括りに語ること自体、自分たち自身も一括りで語れると考えていることをあらわしている。世代で括ることが一定の有効性を持つと考える人たちと言ってもいいのかもしれない。この点については、かなりざっくりだが、現状の40歳前半くらいのところで何となく線引きができるのではないかと私自身感じてきた。実際に、この線の前と後では塊としてかなり大きな違いがあることを実感するし、そのように感じている人は相

    『絶望の国』を『希望の国』に変えるためには - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2011/11/29
    本質をついているように感じた。東大生の本読むか。
  • 関東大震災前後に似る日本/破滅を回避する鍵とは - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■戦後の復興期に似ている? 東日大震災発生直後、というよりは発生から1〜2週間後位と言ったところだろうか、あまりに規模の大きな災害の実態がわかればわかるほど、私は(おそらく私以外の多くの人も)太平洋戦争後の状況を現状に重ねて目の前で起きていることを評価して今すべきことをイメージし、今後起こるであろうことを予想していたように思う。実際、長期的な不況の混迷が深まる一方だった日に、来経済的にも非常なマイナス効果をもたらすであろう震災も、その中に国民の一致団結する姿勢が見られ、一からやり直そうという開き直りに奇妙なほどの明るさもあり、これなら復興需要が梃になって日経済も反転して、戦後の高度成長とまでは言わないまでも、成長軌道を取り戻すこともあり得るのではないかさえと感じたものだ。 ■関東大震災の方が似ている! だが、震災後に起きて来る出来事をずっと追っていくうちに拭えなくなってきた違和感に

    関東大震災前後に似る日本/破滅を回避する鍵とは - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2011/05/15
    インターネットに対するリテラシーを
  • それでも日本人を信じたい/押し流すべき『官僚思考』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■まだ戦後ではない 今回の震災は規模と範囲が大きすぎるため、未だに全貌が掴めているとは言えず、まったく動向がつかめていない村落等も少なくないという。そういう意味では、戦争に例えるなら、今は戦後の復興期というよりは、まだ戦争が続いているというべきだろう。ここに来て、特にその印象が強いのは、依然として予断を許さない福島原発の状況だ。情報が錯綜していて、当のところがなかなか把握しづらいが、少なくとも冷却システムが復旧して安定稼働するまでは『戦争』が終わらないことはわかる。今この瞬間も復旧作業に命がけの作業員の方々やそのご家族には、かける言葉とて無いが、とにかく頑張って欲しいとしか言いようがない。 ■極限状態であらわれる質 この戦争の比喩だが、良い意味でも悪い意味でも太平洋戦争前後の様々な出来事は、極限状態にあったその時に日人がどのように行動するのかを知るのに非常に貴重なサンプルを大量に残し

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    Yamakatsu
    Yamakatsu 2011/03/28
  • 『ITの進化を先導する文科系』の時代をたぐり寄せたい - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■私のブログ 私のこのブログは、格的かつ継続的に書き始めたのが2008年の4月だから、もうじき丸3年が経過することになる。この間、自分なりには試行錯誤を続けてきたつもりだが、実際のところずっと迷路をうろうろしていたというのが実態に近い。 そんな私を尻目に、世の中のほうは当に恐ろしいほどのスピードで変化した。ブログを囲む環境も激変した。当時すでにTwitterもFacebookも存在はしたが、現在のような圧倒的なプレゼンスを示す存在になることはまだ想像すらできなかった。mixiはすでにかなり普及してはいたが、まだ招待制(2010年3月より招待なしでも参加できる登録制になった)ということもあり、ブログとは明確に棲み分けができていた印象がある。『ソーシャル・メディア/ネットワークの役割』、『リアルタイムな情報発信』、『新聞や雑誌のようなメディアの役割』等、その後、TwitterやFacebo

    『ITの進化を先導する文科系』の時代をたぐり寄せたい - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2011/02/21
    文化系のほうが理系よりもできると個人的に思っている。思うようにしている
  • 佐々木俊尚氏の記念碑的作品『キュレーションの時代』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ついに入手! そして読了! 佐々木俊尚氏の新著、『キュレーションの時代』をやっと入手して、早々に読み終わった。 キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/02/09メディア: 新書購入: 57人 クリック: 2,260回この商品を含むブログ (201件) を見る かなり早い段階よりメールマガジンにおいて佐々木氏人から『いままで自分が書いたの中で最高傑作』とか、『「今まで誰も読んだことのないようなITを書いてみよう」というのが今回の新著の隠れた執筆動機』というような非常に力のこもった告知があったこともあり、いやが上にも期待は盛り上がっていたため一刻も早く読んでみたいと思っていた。 ■『記念碑』になる予感 実際に読み終えてみて、これは確かに傑作であることは間違いないが、それ以上に『記念碑』と

    佐々木俊尚氏の記念碑的作品『キュレーションの時代』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2011/02/15
    キュレーション読んでみようかな
  • <追記>が絶妙 「ITニュースの読み方』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    電子書籍ITニュースの読み方」 先日、iPhone/iPad電子書籍として、佐々木俊尚氏の「ITニュースの読み方」という小品がアップされた。 サイゾー、佐々木俊尚氏の人気連載をまとめたiPhone/iPad電子書籍ITニュースの読み方」 - MdN Design Interactive - デザインとグラフィックの総合情報サイト すぐにダウンロードはしていたもののしばらく忙しくて読めないでいたが、少し時間が出来た先週とりかかったら、一気に読み終えて今2度目を読んでいる。これは2008年から2010年にかけて月刊誌『サイゾー』に連載されていた佐々木氏の連載が加筆修正されて電子書籍化されたものだ。佐々木氏の作品は、どれも甲乙つけ難く面白くてためになるのだが、今回の構成は私にとって特別面白くて、非常に参考になった。少々自分でも意外なくらいに感動して、一度読み終わってすぐまた2度目に入ってい

    <追記>が絶妙 「ITニュースの読み方』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2010/12/19
    自分を偽らずその時点の最大限で真剣に語り、後に間違いや見識の至らぬところがあればきちんとそれを認め、自己分析をして次に生かして行くことができる言論人は非常に貴重な存在
  • 非合理排除の経営 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■エコノミスト誌の日特集 前回、日の人口推移と経済のことをテーマとした、『デフレの正体』*1についてエントリーを書いたわけだが、ちょうどタイミングよく、英国のエコノミスト誌の一連の日特集記事が出て、この人口問題を真っ正面から取り上げ、大変話題になっている。論調は日に非常に手厳しく、容赦がない。昨今言われる日『ガラパゴス』論は、ガラパゴスどころかこのままでは『イースター島』になりかねないとまで断じている。 中国はガラパゴスで、日がイースター島 世界第2位、3位の経済大国が向かう哀れな結末 | JBpress(日ビジネスプレス) http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4920 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4907 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4895 ■

    Yamakatsu
    Yamakatsu 2010/12/19
    合理性の大事さ
  • 消費社会の激変と企業と顧客との関係の変化について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■One to One マーケティング 『One to One マーケティング』というコンセプトがある。初めてこれが提唱されたのは、マーケティングコンサルタントのドン・ペパーズ(Don Peppers)氏とマーサ・ロジャーズ(Martha Rogers)氏の著書、「The One to One Future」(1993年)とされるが、日でこれを頻繁に耳にするようになったのは、ウインドウズ95が発売されて、格的にインターネットが普及し始めたころだ。まだ電子メールでさえ非常に物珍しく、情報技術の大きな進化に目を見張るような気持ちでおそるおそる使っていたことを思い出す。だが、確かにこのような技術が普及すれば個別の顧客それぞれにきめ細かく対応できるようになることを直観し、マーケティングが新しい時代に突入することを確信したものだ。個別の顧客一人一人に対応できればそれにこしたことはないことはもちろ

    消費社会の激変と企業と顧客との関係の変化について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2010/10/30
    同時にユニクロのような機能的でマス狙いのものもあることは心に留めておきたいところ
  • コミュニティの進化と社会の進化 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■日に鎮座する巨大な『不安感』 今の日に改革が必要であることを否定する人はほとんどいない。今のまま変化しなければ、もはや日が持たないことも知識や情報のレベルでは知っている人は多い。だが、一方、誰もが自らの身辺に変化が及ぶことを嫌がっている。能的な拒否反応と言ってもいい程に恐れている。このギャップの背後には、どうやら巨大な『不安感』が鎮座している。この不安感ゆえに、日ではあらゆる改革は進まず、来最も豊かなはずの中高齢層の消費も進まない。団塊世代が引退すれば、巨大な消費母体となるというのも幻想であることはすでに明らかになりつつある。 ■『コミュニティ』という大問題 今の日に蔓延する不安感解消のためには、すでに繰返し語られるように『年金』『医療』等の制度改革は必須だが、ある意味で、それ以上に危急の課題は『コミュニティ』の再構築だと思う。前回のエントリー中で書き切れなかったこの『コミ

    コミュニティの進化と社会の進化 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Yamakatsu
    Yamakatsu 2010/10/30
    必読エントリー。前半部分の分析は自分とほぼ同じ。道徳と宗教の2源泉は読んでおきたい。SNSが果たして日本の昔ながらのコミュニティなり得るか?
  • 「アップルvs.グーグル」から見えて来る日本企業の根本問題 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■異常なペースで変化する世界 最近は、世の中のスピードが早過ぎて、僅か2〜3年前でさえ振り返って総括することが非常に難しくなったように思う。自分自身がだんだん年齢を重ねて、心理的時間がますます早くなっていることも、もちろんあるとは思うが、それを差引いても、世は異常なペースで変化していると言わざるを得な い。恐らくそれは誰も異論のない所だろう。 ■かつては体感できた変化 質が変わらずに数量が変化したり、技術の進化であっても、カタログ・スペックの変化で表現できるような変化であれば、起きていることを十分時間と空間の中に位置づけて理解し、総括できるように思う。例えば、デジタルカメラの画素数競争が盛んだった頃など、実際に撮影した写真の画質がどんどん良くな ることと、画素数競争による数値が自分の理解の中で、時間と空間に位置づけられて、どのような進歩をしてきたのかを比較的整然と覚えておくことができた。

  • 地域問題の現在と展望について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■地域問題を振り返る 先日、あるセミナーで久しぶりに地方新聞社のU氏に会う機会があり、地域メディアへの取組みの熱気や真摯な姿勢をあらためて感じさせていただいた。私自身、いわゆる『地域問題』については、長い間、『いつか真剣に取組むべき巨大な問題』と考えて来た。だが、正直なところ、興味は人一倍あるのに、正面からなかなか向き合えないでいた。U氏の直接の問題意識は、主として『地域情報の活性化による地域の活性化』であり、一義的にはIT技術の発達をこれにうまく生かす事ができないか、というものなので、必ずしも巨大で深刻な問題自体にとらわれることなく進めることもできるとは思う。だが、私のみたてでは、どの観点から地域問題に取組んでも、意外と早く構造的な問題に跳ね返されて、なかなか期待した程の成果が出にくいように見える。問題の所在と今後の方向を、宮台真司氏の『日の難点』*1をテキストにして、この機会に振り返

    地域問題の現在と展望について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
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