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ブックマーク / blog.slndesignstudio.com (15)

  • レトロシミュレーショニズム - SLN:blog*

    60年代〜70年代中頃のデザインというのは、ミッドセンチュリーなんていわれるようにファン層が多かったりして、デザイントレンド的にも再帰率の高い時期だと思うんですけど、一方70年代後半〜80年代ってまだ、ある種のトレンドとして観測できるまでにはリバイバルっぽい動きって無い感じがするなあと思ってた。で、最近その時期のトレンディーなペラペラした感じだとか、ニューウェーブの無駄にとんがった感じとか、子供向けのテレビ番組のテイストを踏襲したものが、ここ数年の音楽側の80sリバイバルに呼応する形でよく見るなと感じていて、かつそれが一種のスタイルとして完成されつつあるな、と思ったので適当にまとめてみた。 ファンタジスタ歌磨呂によるDorianの一連のPVはかなりシミュレーションレベルが高くて素敵です。いわゆる「あるある」を積み重ねていった結果独特の質感に到達していてすごい。 そういえば、同じようなアング

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    Yeshi 2014/05/23
  • Anti SNS Movement - SLN:blog*

    以前参加させていただいた、雑誌SWITCHのソーシャルカルチャー特集に「ソーシャルブームの揺り戻しでアンチソーシャルブームが来る!」って話を半分冗談半分気で書いたんだけど、アメリカでは10代のユーザのFacebookは離れが進行中なんてニュースもある中、いよいよアンチソーシャル発想のコンテンツが色々出てきていて現実味を帯びてきたっぽい。 I Forgot my Phone ちょっと前に話題になった映像。iPhoneを忘れた女の子のストーリー。大事な人との会話や当に綺麗な瞬間をスマホ越しで体験しちゃってない?という問題提議ですね。 オフライム君 スマホの画面に触らなければ触らないほどポイントがたまるゲームアプリ。このアプリが立ち上がっている間は他のタスクは何もできない!スマホファスティングのゲーム化という斬新な発想。 スマホやSNSの普及などで、わたしたちは常にネットにつながった状態、オ

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    Yeshi 2014/05/11
    いかにスマートフォンを触らないか、というアプローチ。いろいろあっておもしろい。
  • 見えるもの / 見えないもの - SLN:blog*

    画像解析技術の進化によって、最近では特殊なセンサーを利用しなくても、身近なカメラだけである程度の精度で様々な情報が読み取ることができるようになってきているらしい。いままで特殊なセンサによって計測していた情報というのは、実はぼくたちの目に見える身近なもののどこかに暗号のように埋め込まれていることがわかってきて、センサーで物理的にセンシングするというよりも、モノがあらかじめ纏っている情報をコンピューティングによって「デコード」していく...そんなアプローチが最近とても面白いなあと思ってる。 Cardiio MIT Media LabのAffective Computing Groupが開発した、カメラを利用した非接触心拍センシング技術。心拍による血圧の微小な増加が起こると、その分だけ顔から反射する光が少しだけ少なくなるという特性に着目。顔に多くの血流が流れ込めば、顔の皮膚は光をより吸収して心臓

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    Yeshi 2014/05/11
  • ノイズと記憶 - SLN:blog*

    最近vaporwaveと呼ばれるような音楽がちょっと面白いなと思っていて。最近は音の制作環境がデジタルに移行していく中で、デジタル処理した音がそのまま出音になるというのが多い気がする。例えばクリックテクノとか、Corneliusの音とかを聴くと、非常にデジタル的というか、音が鳴っていない部分は完全に音の情報がゼロになってて、音と音の隙間を聴かせる、そんなスタイルをよく耳にするようになった。音一つ一つがハイファイに研ぎすまされていく中で、その揺り戻しとしてvaporwaveみたいなアナログな揺らぎやノイズがある種のスタイルとなっているのが面白いと思っている。 さらに、その音に呼応するようにMVの表現でもLDっぽい画質の映像ソース(Robert Abelのサンプリングが鉄板っぽい)がつかわれていたり、VHS的なノイズがサンプリングされていたりしていて、独特のノスタルジックな雰囲気を出している。

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    Yeshi 2014/05/11
  • インターネットと広告に関するメモ - SLN:blog*

    フォルダの整理をしていたら3年くらい前に某所でやったインターネットと広告を巡る講義のためのメモがまとまって出てきた。当時って「ソーシャルメディア」っていう言葉が変な熱を帯びていたというか、とにかくすっごく流行っていて、なんでもかんでもソーシャルメディア、みたいな話になってたんですよね。だったらそもそも昨今ソーシャルメディアって言われているモノっていきなりポッと出てきたものではなくて、いままでの歴史と地続きのもので、どういう流れの中でできたものなのか。ざっとここ10年くらいのインターネットとインターネット広告で観測できたトレンドのようなものを順番に並べて検証していくと、質に近づけるんじゃないだろうか? そんなクソ生意気なことを考えてたんだけど、今みると結局私的なインターネット史にしかなってないな。大分荒いし、今ではずいぶん時代遅れになってしまった内容だけど、このまま寝かせておくのもアレなの

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    Yeshi 2014/05/10
  • Tokyo Interactive Spam & Phishing Awards 2014 - SLN:blog*

    前回は既に2年前になってしまったので、毎年恒例ではなくなったけど、今年も2012年に続き「Tokyo Interactive Spam & Phishing Awards 2014」というタイトルで、おもしろスパム〜フィッシング手法を勝手に表彰するという趣旨のギリギリアウトな感じの内容を、たぶん日で(いろいろな意味で)いちばんためになる勉強会「GXEB」にて発表してきました。場所は今回もクックパッド様。もちろん、クックパッドにはスパム(ランチョンミート)を使ったおいしいレシピもたくさん乗っています。 今回のGXEBのテーマはズバリ「SPAM」ということで、「土屋くん、もちろんアレ...やるよね?」という目配せをガッツリといただいたので、「そりゃおまえやるだろ」ということで満を持して2回目です。ここ数年でスパム〜フィッシング業界も技術の進歩やソーシャル化が進む中、やはりキラリと光るものには

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    Yeshi 2014/04/19
  • 続・立体音響の世界 - SLN:blog*

    以前、立体音響の世界という記事で、バイノーラル録音やホロフォニクスについて紹介した。この時期はまだYouTubeが正式にステレオに対応していなくて、立体音響のリソースを集めるには裏技的にアップされた動画を掘るか、あるいはニコニコで探すしかなかったんだよね。でも、今ではYouTubeもステレオに対応して立体音響系の音源がいろいろあがってきてる。というわけでこのへんで、あらためて立体音響周辺をまとめてみた。 ※今回の記事で紹介している映像は必ずヘッドフォンを装着して見てください。 ■立体音響のしくみ まずはざっと立体音響についてのおさらい。なぜヘッドフォンで聴くと立体的に聞こえるのか。 例えば寝ている時、蚊が飛んでいると、頭の上のどの辺りを飛んでいるか分かるのは何故だろう。耳は二つしか無いのに、どうして自分のすぐ側に蚊がいることがわかるのだろうか。 これを説明する時、実は人間は音源(例えば蚊の

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    Yeshi 2013/03/17
    ホロフォニクスすげええええ!!!
  • 官能のUIデザイン - SLN:blog*

    ちょっと前にJonas Erikssonさんというデザイナーのつくった「76-Synthesizer」という架空のiPhoneアプリUIデザインがめちゃくちゃセクシーで驚いたんですよ。色っぽいとしか表現しようがない。 最近のiPhone/iPadアプリのデザインとか見てると、ものすごくよくできているものがたまにあって、フォトリアリスティックなんだけど真俯瞰でUIっぽさを担保している...みたいな独特の質感になってる。こういうデザインって、UIデザインの歴史としてとらえると、まず、OSで描画できるグラフィックが32ビットになったことからはじまり、Photoshopの機能の充実、デザインのメソッド化、Illustratorのグラデーションマップ芸の成熟なんかも影響して、結構自然な流れのように感じちゃうんだけど、グラフィックデザイン史として見るとかなり特異な状況になってきているんじゃないかとい

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    Yeshi 2011/06/11
    「Flashベースドなサイトのデザインのトレンドと、CSSベースドなサイトのトレンドが全く違うものになってきてる気がする。」
  • アウトサイダー・ウェブデザイン - SLN:blog*

    「アウトサイダー・ウェブデザイン」あるいは「ロードサイド・ウェブデザイン」。トレンドからは大きく外れた、デザイナーとは異なる文法によって構築されたいくつかのウェブサイトを、多大なリスペクトとともにいくつか集めてみた。どのサイトも、まるで「野菜炒め頼んだらおまけに餃子ととんかつとフルーツパフェ(しかもおかわり自由)がついてくるサービス定」みたいな、「過剰なおもてなし感」で満ち溢れている。その過剰なデザインの後ろには、我々が見落としてしまったたくさんのヒントや、別の進化の方向性が隠されているような気がする。 アウトサイダー・アート(英: outsider art)とは、特に芸術の伝統的な訓練を受けていなくて、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現したという作品のことをいう。 フランスの画家ジャン・デュビュッフェがつくったフランス語「アール・ブリ

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    Yeshi 2011/02/20
    ええのう・・・。インターネットを感じる。
  • ツマミとインタラクション - SLN:blog*

    先日DOMMUNEでFrank Muller (Beroshima)のライブを見てたら、ラップトップにつないだMASCHINEとTR-707(!)を同期させていて、リアルタイムにシンバルの音をフェードインフェードアウトさせたり、リズムを分解したりしていて、相当格好よかった! TR-707ってスッカスカで、あえてユルさを出すときに使うような「ポンチ系」のドラム音源っていうイメージがあったんだけど、使い方によってこんな格好よくなるのか、いやむしろこのスカスカ具合がすごいテクノっぽくてかっこいい!というわけで、すっかりボタンやツマミがたくさんついたハード機材が欲しくなってしまった。やっぱりハードはいいなあ。 ツマミの魅力というのは「だいたい」を許容してくれるところだ。数値だと厳密に入力しなくてはいけないものを、手をクイッとひねるだけでパラメーターをかえることができる。大きくパラメーターを変えたい

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    Yeshi 2010/06/06
  • キャンペーン・スクワッティング - SLN:blog*

    今日はちょっと仕事に関連する話なんかをしてみよう。最近のインターネット広告業界では、何らかのキャンペーンをやるときに、TwitterやブログやSNSにいる様々なユーザをどうやってキャンペーンに巻き込んでいくか、というような、いわゆるソーシャルメディアに関する議論が盛んだったりする。 いろんな企業が広告をする時にソーシャルメディアをどう扱っていこうか、みたいなことを考えてるわけだけど、わりと最近よく見かけるのが、企業側が一方的に情報を配信するようなコミュニケーションではなくて、例えばその商品が好きな人たちや、興味をもった人たちがサイトを通じてゆるいコミュニケーションをとったり、はたまた商品とは全然関係なく単純に遊べるコンテンツだったり、コミュニティを形成できるような、ネットの人たちをうまくとりこんでいく戦略。(そもそもこの議論はソーシャルメディア云々の議論以前から存在していたとは思うのだけど

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    Yeshi 2010/06/06
  • 翻訳の面白さ - SLN:blog*

    翻訳という行為を拡大解釈するという考え方が気になっている。単純に言語から言語への翻訳だけではなくて、言語から図へ、図から図へ、言語からもっと何か他のものへ...何かしらのルールに従って表現の仕方を変換してみるということ。そしてその翻訳のプロセスの中で新たに付加される情報、抜け落ちる情報に注目してみると、すごく興味深い。今回はそうした視点で分類できる面白い作品がいくつかあったので紹介してみるよ。 まずは物語や歌、詩を図に翻訳するという例をいくつか。ある意味ビジュアライゼーション。いわゆる一般的にビジュアライゼーションといわれているものは「データの図への翻訳」といえるのだけど、以下の例は文章を図にするという点でさらにハイコンテクストでそれをやってて、すごく面白いものになってる。 ■ラップをグラフで表現 rap represented in mathmatical charts and grap

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    Yeshi 2009/04/05
  • ゲームと音の話 - SLN:blog*

    中古ファミコンショップでファミカセ大人買いしたり、ドキドキしながらエミュレーターで遊んだりしたファミコンやメガドライブといった昔のゲームも、今やWiiのバーチャルコンソールなんかでばしばし遊べちゃう時代。あらためて昔のゲームに接する機会も増えて来て思うのは、「やっぱりよくできてんなあ」という事。技術進歩でウェブでもちょっと前のゲームならほとんど同じことができてしまうような昨今、一昔前のゲームのノウハウにふれてみると新しい発見があるかもしんない。やっぱりみんな、一番最初に「インタラクション」を強く意識したのってファミコンなんじゃないかなあと思うわけですよ。今モノつくってる人たちにあのカクカクのドット絵のトラウマが無いなんていわせないぞ!というわけで、今回はネットに散在する昔のゲームアーカイブなんかを眺めながら、今回はざっくりと昔のゲームの「音」に焦点をあててダラダラと連想ゲーム的に書いてみ

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    Yeshi 2009/01/03
    ゲーム音楽のインタラクティブ性のおはなし
  • アンビエント漫画のススメ - SLN:blog*

    漫画は結構好きなんだけど、性格上完結していない漫画は読めないというのと、最初から完結まであまりに長いと読む前から挫折してしまうので、ドラマチックな漫画というのは最近なかなか読む機会がなくなってきてしまった気がする。 好きなのは、一話完結型で、気軽に読めるようなもの。できればトイレやベッドの横とかにおいておいて、ふとした時に何度でも読めるようなやつがいい。ちょっとしたときに読めればいいから、あんまり大きな展開があると疲れちゃうし、続きが気になっちゃうから、淡々としたやつがいいかも。そんな中途半端な漫画読みに都合よく答えてくれるなあという漫画をいくつかピックアップしてみたら、全体的にふわっとした独特の味わいの漫画のリストができた。単純に癒し系などと表現するのも味気ないので、空気のような、アンビエントミュージックのような漫画ということで、アンビエント漫画と勝手に名づけて、個人的に好きな漫画でもい

  • テクノ民族楽器入門 - SLN:blog*

    最近「音が出るおもちゃ」が楽しい。引き金はKaossilatorとDS-10を買ったこと。もともとRoland MC-303っていうオールインワン型のマシンから打ち込みをはじめたというのもあって、やっぱり手頃な価格でちょこちょこ触れる電子楽器がでてくると無条件で反応してしまう。 ふと考えて見ると、DTM以前のテクノはTR-909やTB-303といった単機能のマシンをシンクさせてセッションさせる方法がメジャーだったわけだけど、リズムマシンやシンセが小型化した今、電子楽器はカリンバやアサラトのように手軽にセッションして遊べる民族楽器のような存在になってきている気がする。そういえばその昔、テクノを「都市の民族音楽」なんて呼んでいた人もいたけれど、こうしたガジェットを見るとなんだかそれもすごくナットクできる気がする。今回は、こうした高機能な音が出るおもちゃ=テクノ民族楽器をいくつかまとめてみた。

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