■保育園時代に「会食恐怖症」に 県内の子どもや若者を取り巻く状況を見つめた「2024長野の子ども白書」が刊行された。第1章は「子どもの声に応答する社会に」と題し、多様な生きづらさを抱えた子どもたちの声を紹介している。子どものSOSにどう気付き、応えることができるか―。執筆者の1人で、人との食事で極度の不安に襲われる「会食恐怖症」に苦しんできた大学生の桜子さん(21)=仮名=に体験を聞いた。 (近藤理彦) ■みんなの前で謝らされた日 会食恐怖症のきっかけは保育園時代。通っていた県内の園は

自分で管理している畑に、種から育てたパセリの苗を植え付ける安曇野市穂高西中学校2年の飯沼永遠さん=4月下旬、安曇野市穂高牧 安曇野市穂高西中学校2年の飯沼永遠(とわ)さん(13)は、地元の農産物直売所に年間1万点余の野菜を出荷している。あづみ農協(本所・安曇野市)の正組合員。日中、学校に通っていても栽培できる葉物野菜を中心に年間約20品種を栽培する。農業が生活の中心と言えるほど夢中になっており、父親から管理を任された市…
県庁所在地の代表駅前なのに…マクドナルドがない!! 長野、青森、山梨、福井など20県が該当【独自調査】 長野県の県庁所在地・長野市にあるJR長野駅は、人口約36万6千人余の市の玄関口であり、長野県内で最大の駅でもある。北陸新幹線も停車するし、飲食店や衣料品店がそろう駅ビルだってあるし、駅前にはデパートやホテル、コンビニ、居酒屋、映画館もある。しかし、長野市民の一部はそんな駅の周辺に1つの不満を持っている。いや、弱点と言ってもよい。長野駅の駅前にはマクドナルドが、あの“マック”がないのだ。(中島瑞穂) 長野駅前には2013年まではマクドナルドがあった。高校時代を長野市で過ごした記者(27)は、放課後に駅前のマックにしばしば立ち寄り、100円のドリンクを飲みながら友達とおしゃべりを楽しんだり、勉強を教え合ったり。マックは「青春のたまり場」だった。しかし、駅に隣接する商業ビルの解体に伴い、201
8歳男の子、車にはねられ眼底骨折 上田署「物損事故でもよいのでは」→母の抗議で一転人身事故に 募る不信感【声のチカラ】 「子どもがけがをしたのに物損事故にされそうです。力を貸してください」。上田市の女性(45)から本紙「声のチカラ」(コエチカ)に助けを求めるメッセージが届いたのは5月だった。聞けば、小学3年の四男(8)が近所で車にはねられて眼底骨折などのけがをしたのに、上田署に物損事故として処理されそうだという。なぜそんなことになるのか、上田署の事故対応を追った。(牧野容光) ◇◇◇ 女性によると、事故があったのは4月30日の昼下がりだ。四男は三男(11)と一緒に自宅の庭でボール遊びをしていた。すると、ボールがフェンスを越えて敷地外の市道へ。四男は転がったボールを拾い、庭に投げ入れ、戻ろうとしていた時に乗用車にはねられた。 「ぎゃっ」。女性は悲鳴を聞いて外に飛び出した。四男は路上にうつぶせ
北安曇郡白馬村は7日開会した村議会6月定例会に、地面に固定する「野立て」の太陽光発電施設設置の規制を強化する条例案を提出した。村内のほぼ全域を出力10キロワット以上の発電施設が設置できない「禁止区域」とする。県ゼロカーボン推進室は、県内では「抑制区域」と「禁止区域」に分ける例が多いとし、「ほぼ全てを禁止するのは珍しいのではないか」としている。 災害の発生を防止し、良好な景観や生活環境を保全する目的。設置禁止区域は…
伊那市坂下で経営する飲食店「はしば」勤務のアルバイト従業員の新型コロナウイルス感染を20日に自主公表した「はしばコーポレーション」(伊那市)は26日、市内で記者会見し、公表したことで店や感染者への誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいると明らかにした。真偽不明なうわさを広めず、感染者と接触した可能性がある…
小諸市柏木の畑で22日夕、農作業をしていた外国籍の男女2人が落雷に遭ったとみられる事故で、小諸署は23日、意識不明の重体で佐久市内の病院に搬送された2人のうち、男性が同日午前11時38分に死亡したと発表した。死因や身元を調べている。 女性は依然として重体。2人の雇用主だという男性によると、死亡した男性はスリランカ人、女性はタイ人で、ともに30代という。 同署によると、事故当時、この2人を含む複数人がサニーレタスの苗の植え付けをしていた。2人には落雷を受けたとみられるやけどの痕があるという。雇用主という男性は「作業を1回休んでいる時に雨が弱くなり、(再び)作業をしている時に雷が落ちた」と話した。 佐久広域連合消防本部などによると、22日午後5時半すぎにこの男性が「畑で男女2人が倒れ、意識や呼吸がない」と119番通報した。 (8月24日)
地方の主体的な判断が一層求められることになった。 新型コロナウイルス感染の拡大防止策である。専門家会議が、地域の感染状況に合わせた対応を促す見解をまとめた。 政府は見解を踏まえ、小中高の一斉休校要請は延長せず、各自治体が再開を判断するとした。イベントなどの自粛については主催者が判断するよう求めている。 自粛や休校の影響で社会・経済の混乱が深刻化する中、いつまで耐えればよいのか。専門家会議の見解は注目されていた。 見解は全体として、今後も我慢が必要だとの内容になった。新たな患者数は若干減少したが、対応に失敗すれば爆発的な拡大につながる恐れもあるとした。 その上で、自粛や休校の解除を地域で検討するよう求めた。拡大傾向か収束に向かっているかなどを各地で見極めねばならない。 状況は地域によって違う。北海道や愛知県は感染者が100人を超えるが、長野県など1桁台にとどまる県も少なくない。 自粛などの対
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした臨時休校を巡り、休んでいる児童や生徒が公園で遊ぶのは趣旨に反する―との住民の声が寄せられたとして、千曲市屋代中学校が保護者に注意を促すメールを送っていたことが5日、分かった。同様の話は他の学校でもあるといい、保護者らは「息が詰まる」と困惑。医師らは密閉空間や混雑した場所でなければ許容範囲とし、感染拡大の防止と子どもの心身の健康のバランスを冷静に見てほしいと呼び掛けている。 「地域の方から、中学生が公園などで集団で遊ぶ姿が見られ、本来の臨時休校の趣旨が守られていないのではないかとの心配の声が寄せられました」。屋代中が4日、保護者に宛てたメール。文面は「各家庭でも再度休校の趣旨を確認し、不要な外出は控えるようご指導を」と続いた。 メールを流す際には、急な休校による生徒や保護者の苦しい胸の内を考え、校内でも議論があったという。「外出を控えるのは強制ではない
アリが花の送粉(花粉の媒介)に関わったソバは、関わらなかったソバと比べて結実率が1・5倍ほど高い傾向にあることが6日までに、東京大大学院の研究室が上伊那郡飯島町で行った調査の速報値で分かった。ソバは主にハチやアブ、チョウが送粉するとされてきただけに、意外なアリの仕事ぶりに県内の農業関係者らも興味津々。研究室は実際の生産に生かせるかどうか、さらに調査、研究を進める。 調査は生物多様性科学研究室が昨年6月に4カ所、同9月に5カ所の畑で行った。それぞれで、受粉前に粘着性スプレーを根元に吹き掛け、アリが花まで上れないようにして他の昆虫の送粉しか期待できなくした6株と、手を加えない12株とを比較。受粉しなかった花と結実した花を数え、結実率を算出した。 速報値ではいずれも、手を加えなかった株の結実率が平均3割ほどだったのに対し、アリが花まで上れないようにした株は同2割ほどだった。 同研究室の宮下直(た
台風19号による北陸新幹線の浸水被害は影響の長期化が避けられない状況になった。 長野市赤沼の車両センターに止めていた10編成(1編成12両)の車両下部が水に漬かった。使える見通しが立っていない。 北陸新幹線は全30編成で運用しており、3分の1を欠く事態だ。信号の電源装置も被害を受けたため長野―上越妙高間が不通で、東京―長野間と上越妙高―金沢間を臨時ダイヤで運行している。 東京と金沢を結ぶ全線運転再開には1〜2週間かかり、再開しても本数が通常の5〜6割程度にとどまる見込みとなっている。 新幹線はビジネスや観光の大動脈である。不通や減便が続けば、地域経済や市民生活へのダメージは大きい。JRは少しでも改善させる道を探ってほしい。 車両センターがある一帯は、歴史的に数多くの氾濫を経験してきた。長野市が「100年に1度」の大雨を想定して作った防災マップでも、5メートル以上の浸水が見込まれる区域に入っ
県消防協会が開いた県消防ポンプ操法大会。参加について、中止して負担を減らす考えと、団員の安全のため必要―との両方の考えがある=昨年7月、大桑村 県と県消防協会が毎年開く県消防ポンプ操法大会への出場権がかかる地区大会に、上伊那郡辰野町消防団が今年から出場しないと決めたことを巡り、同町消防団長の古村幹夫さん(51)が同協会長を任期途中で解任されたことが3日、分かった。協会は県内各地の消防団長らで構成。解任は、他の理事に相談せず自身の消防団の参加中止を決め、他の消防団に混乱を招いた―として理事会で可決されたが、9対8の1票差だった。協会内で大会に向けた訓練について、団員の負担だという意見と、住民の安全を守るために必要な技術を身に付ける場だ、との意見が拮抗(きっこう)する現状が浮かぶ。 協会事務局などによると、5月24日の理事会で会長解任の提案があり、後任には飯田市消防団長の宮下和博さんを選任。古
東日本大震災翌日の2011年3月12日未明に、下水内郡栄村で最大震度6強を観測した県北部地震は12日、発生から丸8年を迎えた。村政運営は「復興期」から活力ある村を目指す「発展期」の段階に入っている。だが震災後は人口減少に拍車が掛かり、村が掲げる住民との協働による村づくりは正念場を迎えている。 震災前に2300人余だった村の人口は、今年2月末時点で1841人と約20%減った。高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)は昨年12月末に初めて50%を超え、今年2月末時点で50・1%に上る。 村内全31集落の区長を対象に村が昨年初めて実施したアンケートでは、道路や水路の草刈りといった共同作業「普請」の人手不足に悩む集落が多かった。住民同士の結び付きを保ち、集落の活力を維持することも大きな課題になっている。 (3月12日)
プロメテウスは天上の火を盗んで人間に与えた。これに怒った最高神ゼウスは人間に災厄をもたらそうと、土と水から美女を造らせる。甘言やうそ、盗っ人の性(さが)を植えつけて「パンドラ」と名付け、プロメテウスの弟のもとに遣わした ◆ パンドラは人間に災いをまき散らし、さらに大きな甕(かめ)のふたを手で開けてしまう。中に詰まっていた害悪や災いが四方に飛び散り、人の世にはびこった。古代ギリシャの詩人ヘシオドスが書き記した神話はやがて「甕」が「箱」に変わって語り継がれる ◆ そのステンレス製の貯蔵容器は円筒形で直径は大人の手のひらほど。日本原子力研究開発機構の職員が固定していたボルト6本を抜き、ふたを持ち上げた瞬間、黒っぽい粉末が飛び散った。プルトニウムなどの放射性物質である。36万ベクレルと途方もない量が職員の体に取り込まれた ◆ 26年前に封印された容器だ。放射性物質の管理に問題ありと原子
東日本大震災翌日の2011年3月12日未明に下水内郡栄村を最大震度6強の揺れが襲った県北部地震から6年がたった12日夜、復興を願う「3・12復興灯明祭(とうみょうさい)」が、村内のJR飯山線森宮野原駅前で開かれた。集まった村民たちは、キャンドルの灯で浮かび上がった「3・12栄村」の文字を見つめながら、震災の記憶を風化させず、発展へと進んでいく決意を新たにした。 灯明祭を前に実行委や村民有志は、雪で長さ約30メートル、高さ約8メートルのステージを造った。上部は、昨年11月に村内の飯山線を44年ぶりに蒸気機関車(SL)が走ったことにちなみ、SLをかたどった。 冒頭あいさつで森川浩市村長は「復興事業はほぼ終わり、新たな事業へと向かう。村民と一緒に村づくりを進めたい」と述べた。避難生活のストレスなどで亡くなり震災関連死と認定された村民3人に皆で黙とうをささげた後、栄小学校の子どもたちがキャンド
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