モバゲーのオープン化を実現したのは入社1カ月目の技術者という事実 モバゲータウンというソーシャルネットワークのプラットフォームをオープン化するというのは、前編でも取締役の守安氏が述べているが、ソーシャルゲームを自社で開発すると同時に、他社でも同様にソーシャルゲームを開発してもらうためにも、つまりは事業を伸ばすためにも必要な戦略だった。 それを成し遂げたエンジニアの木村秀夫氏はディー・エヌ・エーに入社してわずか1カ月で、この社運をかけたプロジェクトに取り組むことになった。それもたったひとりでだ。 「以前はISPでデータベースのエンジニアをしたり、独立して受託開発などをしていました。ですが、コンシューマ向けかつケータイ向けのサービスをやってみたくなって2009年7月にディー・エヌ・エーに入社しました」(木村氏) 入社のきっかけはプログラミング言語「Perl」のコミュニティだった。Perlにどっ