すでに朝日新聞や中日新聞が報じている(記事1、記事2、記事3)が、大手自動車部品メーカー「デンソー」から、最重要ランクの企業機密280種類を含む、製品1700種類のデータ、約13万5000件が不正に持ち出されていた事が判明した。 横領容疑で逮捕されたのは同社の中国人エンジニアで、過去に中国の軍事関連企業に勤務したこともあり、愛知県警などは大量のデータが中国側に流れていた可能性もあるとみて調べている。 データが保存されていたDBの点検中に偶然事件が発覚した頃には、既に容疑者は盗れるだけ盗った後と見られている。証拠品の私物パソコンは社内で事情説明を求めた際にハードディスクが破壊されてしまっていたらしい。どんなに高度な監視を行っていても、このような証拠隠滅の時間を与えていては意味が無いという事だろう。 P2Pファイル交換ソフト上にウイルス経由で明らかになる不正な情報持ち出し事件というのはマシなほ