国土交通省関東地方整備局や関東1都5県(東京、茨城、千葉、栃木、埼玉、群馬)でつくる利根川水系渇水対策連絡協議会は14日、利根川上流の八つのダムの総貯水量が平年の5割を切ったとして、16日午前9時から10%の取水制限を行うと決めた。利根川の取水制限は3年ぶりで、6月という早い時期に実施するのは1987年以来29年ぶりという。 同整備局によると、13日午前0時時点でダム8カ所の総貯水量は1億7236万トン(平年比45%)。同日比で、「奈良俣ダム」(群馬県)が完成し8カ所で計測を始めた1992年以降で最少という。