最初は、人類だけで機械はなかった。それから、人類は機械を手にした。そしてついに、機械だけで人類はいなくなった*1 いやあこれは凄い。21世紀における戦争の、革新的な部分を「ロボット」に認めて、その全体像を語っていく。第一部ではどのようなロボットが今戦争で使われ、生まれていているのか、それによる戦争と日常生活の変化を解説。二部からはその変化が、人類に対して何をもたらすのかを解説しており、その幅の広さ、説明の深さはちょっと他では見られない程。 著者のP・W・シンガー氏は『戦争請負会社』『子ども兵の戦争』などで一躍名を挙げた研究員にしてCIA議会の顧問を務め、オバマの大統領選では国防戦略をとりまとめたエリート中のエリート。おまけにイケメン。ちくしょう!! 死ねばいいのに! いやしかし本はめちゃくちゃ面白いです。ちょっとどうかと思うぐらいに面白いですねえ。それは僕がSFを好きだからかもしれないです