俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。12月6日放送の第35回「義昭、まよいの中で」では、将軍・義昭の苦悩と狂気を体現する、滝藤賢一さんの“壊れた演技”に視聴者の熱い視線が注がれた。「義昭は室町幕府の将軍ですが、貧しい人たちのために生きていたお坊さん・覚慶(かくけい)から描かれているので、その思いを大切にしながら芝居してきました」といい、「義昭の最初の思いは、“戦をなくしたい”だったと思うんです。でもそこは戦国時代です。この時代を生きるには、義昭は優しすぎたのかな、きっとお坊さんのままがよかったのかなと思ってしまいます」と話す滝藤さんが、自身の役どころについて語った。