はじめに私は今年で社会人生活10年目を迎える。 しかし、学生時代から商業漫画家として活動してきたため、兼業漫画家としての活動期間はそれを上回る(学生と漫画家との二足の草鞋を、兼業漫画家と呼びうるのか、いささか怪しくも感じるが)。 兼業漫画家がこの世にどれだけいるのか私は知らないが、「兼業で漫画家をする」ことについてのアウトプットをあまり目にしない気がするので、雑に吐き出してみようと思う。 もちろん全ては私の主観であり、兼業漫画家や漫画家全体を代表・代弁するものではないのであしからず。 What:兼業漫画家とはなにか漫画家について昨今、漫画家の活動形式は2通りに大別できると思う。 1つは、任意の組織やプラットフォームに所属する担当(編集)者と作品を制作・発表する形式。ここでは仮にリクエスト型と呼ぶ。 出版社が発行する商業誌や公開するWeb媒体で連載されている作品は、基本的にリクエスト型だ。