【ニューヨーク=田中光】イスラム教の聖典コーランを燃やす計画を打ち出した後、中止を表明した米フロリダ州のキリスト教会のテリー・ジョーンズ牧師は10日午後、空路でニューヨークに入った。グラウンド・ゼロ近くで建設が計画されているモスクの移転を求めるため、イスラム教宗教指導者側と会談する意向を示している。 しかし、指導者側は計画を予定通り進めるとしており、会談が実現するかは不透明だ。行動が読めない牧師に振り回され続けている米メディアの間では「こんないい加減な男を報じる必要があるのか」といった声が出ている。