立ち食いそばの名門が復活! 昨年1月、再開発のため立ち退きを迫られ、最後のごま油1斗缶が無くなったのを潮に閉店した虎ノ門『峠そば』が、7月18日午前7時から場所を茅場町に移して新規オープンした。 午前6時15分過ぎ、地下鉄茅場町駅2番出口の階段を上り地上に出た瞬間、ぷ〜んとごま油の香りが漂ってきた。 駅から徒歩1分足らずの店は、自宅兼用の自社ビルのため、これまで自転車で20分かけて虎ノ門まで出かけていたが、その必要がなくなった。「それでも午前5時15分から準備を始めましたね」と店主の柏木秀之さん(43)。厨房の蕎麦やうどんを茹でる窯も湯が沸騰し始めた。天ぷら鍋にも火が入った。 開店30分前、店の外に人影が見える。一番乗りは、『花王』に勤める吉田樹由(きよし)さん(52)で、千葉県八千代市から午前5時40分の電車に乗ってやって来たという。 「友人に鉄道オタクがいて、彼の勧めで立ち食いそば活動
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