職員録、閲覧か制限か 元次官襲撃受け悩む図書館(1/2ページ)2008年11月26日17時12分印刷ソーシャルブックマーク 元厚生事務次官宅が相次いで襲撃された事件で、逮捕された小泉毅(たけし)容疑者(46)は、元次官の住所を「職員録で調べた」と供述している。事件発覚後、一部の図書館でこうした名簿の閲覧を中止した。一方、知る権利との兼ね合いから、制限に慎重な施設もあり、対応は割れている。 東京・永田町の国立国会図書館。利用端末で「厚生省職員録」「厚生労働省名鑑」などの閲覧を申し込むと、「利用中です」との表示が出た。同館によると、同省職員やOBの住所が記載されている48点を書庫などから別の場所に移して厳重に管理し、来館者の閲覧を中止している。事件発覚後の19日、厚労省側から口頭で要請を受けたという。 同館は内規で、利用制限の対象を「名誉やプライバシー、人権の侵害が裁判で確定した資料」などと定