カネボウ化粧品が、フェア・ビアンカという白薔薇の香りにメラニンの生成を妨げる成分を発見したことを朝日新聞の記事が伝えている。ヘッドスペースガス法という咲いた花の香りを直接採取する方法で集めた香り成分を分析し、4-methoxystyreneという新規の香気成分を同定。これをメラニン色素をもつ皮膚の培養細胞をさらすとメラニン色素の生成が抑えられたという。この結果については、24日から東京・国立科学博物館で開催される「花 FLOWER ~太古の花から青いバラまで~」で香り成分を展示(?)、28日から富山で開催される日本薬学会年会で発表されるそうだ(該当の講演要旨 [PDF])。 香りにこのような効果があるというのは驚きだ。カネボウではこの他にも「桂花の香りに穏やかなダイエット効果 [PDF]」など、花の香りのもつさまざまな効果を研究しているようだ。