松本人志が明かす「さや侍」キャスティングの真意第64回ロカルノ国際映画祭(8月3日開幕)への出品が発表された、「ダウンタウン」の松本人志の監督映画第3弾「さや侍」が6月11日に公開される。長編監督デビュー作「大日本人」、松本ワールド全開の「しんぼる」に続いて選んだテーマは、時代劇。さらに、これまでの2作は自らが主演を務めてきたが、今回は俳優経験皆無の野見隆明を抜てきした。その真意がどこにあるのか、松本監督に迫った。(取材・文:編集部) 松本監督と野見は、2002年に放送されたバラエティ番組「働くおっさん人形」で出会い、それは“おっさん教育バラエティ”とうたわれた「働くおっさん劇場」へと続いていった。“おっさん”たちは別室で収録を行い、松本監督からの指令に従う型式だったため、撮影中にふたりが顔を合わせることはなかった。それでも、野見の特異なキャラクターが強いインパクトを残し、いつからか起用を