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  • 「同和」という言葉をめぐって - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    当は専門家が語るべきだろうと思うが、今回の騒動で問題となった同和という言葉を中心に少しだけ。僕らの世代では当たり前でも、今の若い人たちはあまり知らないことなのかもと思うし、極めて党派的対立が強い分野なので、専門家ではない一般人がアウトラインを語る意味は少しはあるだろうと思う。 もともとこの言葉は被差別部落の環境改善と差別解消を目的とした事業を、差別によって立ち遅れていた生活インフラや都市環境を他の地域と同じような水準にすることで差別を解消しようという意味で同和事業と呼んだことから来ている(追記あり)。地方で個別に行われていたものが、69年、同和対策事業特別措置法として正式に立法化され国策事業になった。10年の時限立法だった。 多額な予算を投入する国策事業なので、どうしても利権ができる。で、その利権を巡るいくつかの騒動が事件となり同和利権という言葉ができた。一方で、部落解放運動の中で、大き

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    advblog 2019/10/08
  • 『世界一のクリスマスツリーPROJECT』について僕が考えていたこと - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    僕がこのイベントを知ったのは少し遅くて、Twitterのリツイートで流れてきた例の「冷笑」ツイートを見て、なんか嫌な感じのことをつぶやいているなあ、何があった、と少し不可解かつ不愉快な気持ちになって、それから2、3日後のことでした。リツイートでおぼろげながら例のツイートの理由みたいなものが分かってきて、少し時を遡って調べてみると、通常のしくじりや、Twitterで起こりがちな派手で面白そうなものごとに対する異論反論、嫌儲をベースとした批判等とは違う問題の複雑さが次第に浮かび上がってくるように僕には感じられました。 僕が調べ始めた時には既に所謂「炎上」になっていて、大勢の方々がそれぞれの思いで批判の言葉を投げかけていました。マスコミ等で今も引用され、イベント運営側が批判に対する反論として使われる「木がかわいそう」という言葉は、この初期のツイートを指しているのだと思います。この言葉は「生活のた

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    advblog 2018/01/04
  • ラジオのこと - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ナイティナインのオールナイトニッポンが9月いっぱいで終わるそうですね。8月28日深夜放送分をradikoで聴きました。矢部さんが終わる理由を話していました。たぶん、その理由はいろんなところで報道されるでしょうから、ここでは詳しくは書きませんが、私はとてもいい終わり方だと思いました。こんな理由で20年続いた番組を終わらせることができるのも、ラジオというメディアのいいところだと思うんですよね。 ラジオの出演者はパーソナリティと呼ばれます。テレビではパーソナリティとは呼ばれません。ナイティナインはテレビで冠番組をいくつも持つ人気タレントです。でも、そんな彼らにもそれぞれの人生があるわけで、その中でテレビでは決して表現しないけれど、当然、人間として心のなかで感じていることもあるわけですよね。その秘めた思いを、きっとほんの少しだと思いますが、きちんと表現できるのが、映像を禁じられた音声メディアである

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    advblog 2014/08/29
  • 「暮らしの手帖」的なものをどう考えればいいのだろう - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ぼんやりとそんなことを考えています。簡単に言えば、広告収益に依存しないコンテンツのあり方について。今で言えば「ほぼ日刊イトイ新聞」がそれにあたるかもしれません。公共放送だからこの範疇には入らないけれど、ある種、NHKのコンテンツが持つ質みたいなものは、広告収益に依存しないからこそできることなのかもしれない、と思ったりします。 知らない方もいるでしょうが、ゴールデンウィークに大阪で開かれる「春一番コンサート」も冠がありません。あのコンサートは、収益的にはきついかと思うんですが、ミュージシャンと聴き手が一緒になって純粋に音楽を楽しむ、あの独特の質は、冠コンサートでは出せないものだろうと思います。 これまで、この手の話は、わりとアンチ資主義的な文脈で語られることが多かったと思いますが、今や、マスメディアからインターネットまで、様々なコンテンツが広告モデル以外の新しいモデルを捜しているし、ある意

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    advblog 2012/04/17
  • 東京糸井重里事務所を退職しました - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    思い起こせば、このブログを書き始めてから4年と3ヶ月になるんですね。その半分以上の時を、東京糸井重里事務所で働きながら過ごしたことになります。 このブログには書きませんでしたが、2年と少し前のある日、このブログを読んでいただいていたという糸井さんからメールをいただきました。それが入社のきっかけです。私にとって糸井重里さんという広告人は、お手でもあり目標でもありました。つまり、特別な存在なのです。これは、決してお世辞でもなんでもなく、正直な気持ちとしてどうしようもなくあるのです。 もしかすると、リアルタイムで広告クリエイターとしての糸井重里さんがつくる広告を追って来た世代は、私の世代で最後かもしれません。それ以降の世代では、文化人としての糸井さん、ほぼ日の糸井さんという感じだろうと思います。このブログでも、糸井さんのことはたくさん書いてきました。代表的なエントリは、きっと「糸井重里さんの重

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    advblog 2012/01/26
    B!
  • インターネットの2階 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    はてなの近藤さんのブログを読みました。はてなには、はてなで働く人、はてなを離れた人、大好きな知り合いがたくさんいるので感慨深かったです。 僕がブログをはじめようと思ったとき、たまたまプロバイダが@niftyだったからココログではじめたけれど、このブログが人に読まれるきっかけをつくってくれたのが、はてなブックマークをはじめとするはてなのサービスでした。 最近、アクセスが急激に増えたことは以前書きましたが、その中で、『人間のタイプをOSにたとえると‥‥』というエントリーにブックマークをしてくれた人が多くて、もうただただ「すごくうれしいです、ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます」みたいな感じでもあるんですが(すみません、まだ慣れてないんです)、そのブックマークを見ると、一言コメントをつけている人たちがいて、そのコメントが、当の元エントリーより面白かったり、センスがよか

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    advblog 2012/01/03
  • Twitterをはじめて思うこと - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    普段からおしゃべりはあまり得意ではないので、あまりつぶやいたりはしていないのですが、それなりに機嫌よくやっています。タイムラインをながめているだけでも楽しいです。なんとなくおだやかな感じ。その感覚は、今までのどのウェブにもなかったもののような気がします。それは、ソーシャルウェブというものの、ひとつの理想のかたちでもあるんでしょうね。 なぜそうなるか、というと、きっとそれはフォローというシステムのなせる技なのでしょう。私は、はじめた段階から、Twitterで最新情報を入手しようとか、あの人のつぶやきを眺めてみたいとか、あの人と話してみたい、というような感じではなかったので、基的にはフォローしていただいた方をフォローしてみる、というだけなんですが、だからこそ、なんとなくおだやかな感じがつくられているんだろうな、と思うんですね。 これは、フォローの仕方によって違う場をつくることもできるというこ

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  • 2009年の広告業界を振り返って。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    今年は書かないでおこうと思ったけど、やっぱり書きます。書きにくいけど、今いる場所から見えることもあるだろうし、その中には去年の私には見えなかったことでもあるし、自分の思考の整理のためにも、2009年の最後の日の記録としてとりあえず書き始めることにします。こんなブログでも、時代の一記録という意味合いはあるだろうし。 昨年の「2008年の広告業界を振り返って。」というエントリーで私はこう書きました。 2008年の前半戦は、昨年度の継続という感じだったと思いますが、後半は違いました。サブプライムの破綻に端を発するアメリカの金融危機の影響を大きく受けた感じになってきました。ただ、これは、今のところ「気分」の問題であって、その影響を実際に受け始めるのは来年からだと思います。 ま、そのとおりに推移したということは、大雑把な概況としては言えるのかなと思います。でも、こういうことは「言われなくてもわかって

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    advblog 2010/01/01
  • 新しい広告は新しいテクノロジーから生まれるんじゃない。新しい表現から生まれるんだ。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ここ最近、自分のブログの広告関係の過去ログを読み直しています。あんたどんだけ自分が好きやねん、みたいな感じもしないではないですが、時間の経過によって、過去の自分を客観的に見られるメリットもあり、いろいろな思考の整理にもなるんですね。 で、客観的になって自分の書いたことを読んでみての感想。結局、このブログの人はこういうことを言いたかったんじゃないかな、みたいなこと。それが日のエントリのタイトルにあるようなこと。なんだか「踊る大走査線」みたな台詞ですが、繰り返しますね。 新しい広告は新しいテクノロジーから生まれるんじゃない。新しい表現から生まれるんだ。 このブログの人は、ことあるごとに表現の問題、表現の問題、と言っています。このブログの人は、所謂インターネットの人ではなくて、従来のマスメディアの広告を生業にしている人なので、ときどき、ちょっとイライラしながら書いているな、と思うエントリもあり

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    advblog 2009/08/15
  • 梅田さんのインタビューのもやもやした部分 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    例のITmediaのインタビュー。インタビュアーの岡田有花さんが、梅田望夫さんの『僕自身がはてなの取締役でいる限り、「(ネットユーザーに対して)お前たち、こうしろよ」とか「こういうこと言ってるやつはよくない」と言うことは許されないんだなと思ったんです。』という発言に対して、『言えないんでしょうか。どう批判されても、言えばいいのでは。』と問いかけたことに対して。 それは僕の構え方の問題だね。やっぱり僕は、はてなが大好きだし、近藤には相変わらず期待しているし、みんなの批判を受けたように、「おまえたちが制度設計し、日語圏のネット空間が良くなるようにすればいいんだろう」と言われればその通りだし。そういうことを思ったよ。 今、近藤もブログ書いてないじゃない。彼だってアメリカから帰ってきてブログ書かなくなっちゃったじゃない。近藤に聞かないと真意は分からないけど。 はてなって特異なポジションにあるじゃ

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    advblog 2009/06/04
  • 「新聞折り込みチラシ」の行方 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    新聞を取らない人は増えてきましたが、新聞折り込みチラシは人気です。広告の話題というと、どうしても派手なマスメディアや新しいネットメディアでの広告になりますが、この新聞折り込みチラシという広告メディアは、この不況下でも効果が衰えてきたという話をあまり聞かない希有なメディアです。 広告メディアとして新聞折り込みチラシを分析してみると、その有用性がよくわかるかと思います。 ターゲットセグメントについては、新聞広告の場合、エリア広告の切り替え版を利用して地域セグメントはできることはできますが、その地域はどうしても広域になりますし、切り替えが細かくできる地域も、東京や大阪などの大都市に限られています。しかし、新聞折り込みチラシは、新聞販売店が広告配信の拠点になるので、かなり細かい地域の設定が可能です。だからこそ、スーパーマーケットが特売に利用するんですよね。 広告の信頼性については、新聞広告にはかな

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  • 大阪のラジオ番組「誠のサイキック青年団」の異常な終わり方 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    大阪の朝日放送(ABC)ラジオで、15日日曜日25時、来なら3月29日で20年の歴史に幕をおろすはずだった「誠のサイキック青年団」が始まる時間、事前のリスナーへの告知もなく、突然こういう放送が流れたそうです。 ABCラジオからのお知らせです。 長年にわたりご愛聴いただきました「誠のサイキック青年団」は、今月29日をもって終了するとお伝えしていましたが、諸般の事情により、先週、3月8日の放送を最終回とさせていただきます。番組を楽しみにされていた皆さん、ほんとうに申し訳ありません。 なお、ラジオをお聞きの方から様々なご意見を頂戴しましたことにも、お礼を申し上げます。中には、放送内容についてのご指摘もありました。お調べしたところ、一部に、リスナーの方々に大きな誤解を与えるような表現があり、この点について、話題で取り上げた関係者の皆さまに、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。 改めて、長年

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    advblog 2009/03/22
  • 「駅弁」と文化を担保するもの - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    日は大阪へ。今、新幹線の車内で書いています。 予約したチケットの関係で、大急ぎで新幹線ホームへ行った関係で、崎陽軒のシウマイ弁当が買えませんでした。しょうがなく新幹線ホームの駅弁売場で弁当を。今、新幹線ホーム内は、ほぼすべてJR東海系の弁当屋さんになっています。商売上手というか何というか、その弁当屋さんにはきちんと、崎陽軒のチャーハン弁当とそっくりな「焼売炒飯弁当」というのが置いてあります。崎陽軒のより300円高く、そのかわり少し量が多くて、焼売はエビと肉の2種類。 味は、私はグルメではないので味にそれほど大きな違いがあるとは思えませんでしたが、崎陽軒の味が好きな私にとっては、まあしゃあないわなあ、という感じの味。可もなく不可もない、という感じでしょうか。 *     *     *     * 新大阪の駅弁は水了軒が有名。でも、これは新幹線構内では買えません。新幹線のりば改札の外にあり

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    advblog 2009/02/24
  • 「2008年広告費」雑感 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    総広告費 6兆6926億円(前年比4.7%減) テレビ  1兆9092億円(同4.4%減) 新聞   8276億円  (同12.5%減) ネット   6983億円  (同16.3%増) 折込   6156億円  (同6.0%減) DM    4427億円  (同2.4%減) 雑誌   4078億円  (同11.1%減) 屋外   3709億円  (同8.2%減) 交通   2495億円  (同3.7%減) ラジオ  1549億円  (同7.3%減) ネット広告費6983億円の内訳 検索連動広告費 1575億円 (同22.9%増) モバイル広告費   913億円 (同47.0%増) マス4媒体広告制作費    3254億円 (同5.2%減) ※内テレビ広告制作費 1959億円 (同3.3%減) ネット広告制作費     1610億円 (同14.0%増) 参考記事:2008年の国内ネット広告費

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    advblog 2009/02/24
  • くやしい。もっとおもろなりたい。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ・高須の「放送室」(FM東京)より。 ダウンタウンの松さんが、鶴瓶さんのどこがすごいかという話をしていて、その時のエピソード。ある番組で、ダウンタウンが大先輩の鶴瓶さんをいじっていじっていじり倒した、つまり、松さん曰く、ダウンタウンのペースで「笑いのためにプロレス」をやったとのこと。大爆笑の収録が終わって(追記:「いろもん」という鶴瓶さんの番組にダウンタウンにゲストで出演したとき、収録中に、が正しいようです。腹這さん、コメントありがとうございました)、鶴瓶さんが言った一言。 「くやしい。もっとおもろなりたい。」 これが言えるって、すごいなあ。相当すごい。なかなか言える言葉じゃない。松さんも言ってましたが、これ、自分に余裕があるから言える言葉ですよね。余裕がないとそんな言葉は出ませんし、後輩への嫉妬を、素直に、しかもポジティブな方向で表現できる鶴瓶さんは、やっぱりすごいもんだなあ、

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    advblog 2009/02/22
  • 「およげ!たいやきくん」の世界 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    この「およげ!たいやきくん」は、日で最も売れたシングルレコード・CDとのことで、ギネスには455万枚と記録されていて、オリコンに記録されていないものも含めると推定500万枚以上とのこと。発売が1975年12月で、翌76年に大ヒット。このレコードは、確か私がはじめて買ったシングル盤でした。私が9歳のとき。 およげ!たいやきくん - YouTube この曲は、後半の歌詞が秀逸というかシュールというか、YouTubeのコメントでも「トラウマの曲だ!笑」とあって、当時の子供たちは、この「死のイメージ」に敏感に反応したのではないかな、と思います。あらためて聴くと、いろんな矛盾がさらっといなされている感じがして、不思議な感覚があります。 毎日毎日 僕らは鉄板の 上で焼かれて 嫌になっちゃうよ ある朝 僕は 店のおじさんと けんかして 海に逃げこんだのさ 初めて泳いだ海の底 とっても気持ちのいいもんだ

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    advblog 2009/02/15
  • 発泡酒のジレンマと呪縛 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ビールの味はよくわかりませんが、ビールの味を基準にすれば、発泡酒はあまり美味しいものではないと言えるでしょうね。明らかに味が薄いし。でも、価格が安い。うちの親父なんかは、昔はキリンビール(生じゃないやつ)一筋だったのですが、今では発泡酒ばっかり飲んでいて、それは価格が安いこともあるけれど、味が好き、とも言うんですよね。ワシの歳じゃ、ビールはくどい、みたいなことを言っています。サラッと飲みやすくていい、とも言います。 たまにヱビスなんかの高級ビールを買って帰るけれど、一口飲んで、もうええは、あとはオマエが飲めや、みたいなことを言います。親父が発泡酒好きなのは、もはや安いからではないようです。 漫画の「美味しんぼ」なんかでは、そんな状況を堕落っぽく描きますが、確かに、ビールというお酒の質を追究しつづける人にとっては、いかにも嘆かわしい状況ではあるんでしょうね。とは言え、親父のような人が、発泡

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    advblog 2009/01/25
  • 久しぶりに思い出した戦略十訓。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    戦略十訓。これ、ひと昔前に使われていた広告会社の訓示集。当然、会社の内部で使われていたもので、外向けの言葉ではありません。今は使われていません。この訓示は、当時は広告業界ではすごく有名でしたし、マーケティングの講座なんかでも紹介されることも多かったようです。 1. もっと使わせろ 2. 捨てさせろ 3. 無駄使いさせろ 4. 季節を忘れさせろ 5. 贈り物をさせろ 6. 組み合わせで買わせろ 7. きっかけを投じろ 8. 流行遅れにさせろ 9. 気安く買わせろ 10. 混乱をつくり出せ 当時は、広告に携わるものが常に持っていなければいけない戦略性として、肯定的に捉えられていました。もちろん、この戦略十訓は消費者に見透かされるようじゃ駄目だろうけど、ある種の職能の音としては、身も蓋もないなあとは思いますが、なるほどなあという見事な出来で、まあ、巷にあふれるライフハックなんかもこんな感じだし

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    advblog 2009/01/24
  • この人にはぜったい勝たれへん - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    そんなふうに思ったことが何度かあります。そんなに多くないけど。大学時代はジャズをやっていて、やっていくうちに、ああ、この分野、自分にはまったく才能がないな、と気づきました。そういうことに気づくには、けっこう練習を重ねて、それなりに個性的なバンドサウンドができてきて、聴く人が「君らのバンドは独特の音だね。いいよね。」なんてほめてくれるまでかかりましたけど。下手っぴのままでは、才能がないことさえわからないものです。不思議なもので。 でも、それは、この人にはぜったい勝たれへん、みたいなことではありませんでした。そんな気持ちにさせられたのは、仕事として広告の制作をしはじめてから。いちおう、これでもお金をもらって広告をつくらせてもらっていて、それなりの自信も自負もある、そんな感じの自分の中に、「ああ、この人にはぜったいに勝たれへんな」という気づきは、猛烈な痛みとなって入ってきます。 まあ、私なんかは

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    advblog 2009/01/23
  • 「したたか」でいこうぜ。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    僕のブログは、ふだんは主に広告実務のあれこれを書くことが多いです。役立つ知識だったり、僕自身の広告についての考え方だったり。そんな記事は、これから広告業界で働こうと思っている人とか、広告業界で働く若い人が、ためになるなあ、なんて感じで読んでくれていることも多いかと思います。また、同じくらいのキャリアの人とか、もっとベテランの方なんかは、おまえの考え方は違う、なんて読み方もされているかもしれません。どんな読み方にせよ、いつも読んでくれて、ほんとうにありがとうございます。 これから、広告業界はきっと今より規模がずっとずっと小さな業界になっていくと思います。少なくとも、ここしばらくは縮小傾向が続くはずです。僕が所属する会社だって、いつまであるかわかりません。大手も、当面、会社消滅はないにしても、人員削減は避けられないでしょう。もしかすると、今年の中頃あたりに大型合併があるかもしれません。みんな、

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    advblog 2009/01/11