EXITの「ドラゴンボールやプロレスで例えられても若者には響かない」発言は衝撃だった。 EXITはいわゆるお笑い第7世代と言われる令和の若手芸人の中心的存在で、10代20代の認知度も極めて高い。 平成のテレビは、BIG3とお笑い第3世代がその地位を盤石とし続けた時代だった。 ダウンタウンに憧れて芸人を目指した世代はもうアラフィフを迎え、若手としてテレビに出る芸人も実際は30代以上。 普通に考えれば千原兄弟もケンコバも博多華丸大吉も野性爆弾も、もう10年早く東京のテレビに出まくってても全然良かったはずだった。 上への階段が閉ざされ続けた故に、一発屋で全国的な知名度を手に入れてもM1で勝ってもテレビの椅子は空かなかった。 司会者は変わらない顔ぶれのまま、ひな壇の若手~中堅がどんどん入れ替わっていく時代だった。 90年代半ばから約20年間、ずっと大阪で有望な若手たちを育成し続けていたのがバッファ